【2025年最新】Meta広告のターゲティング一覧と設定の注意点を解説
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Meta広告(旧Facebook広告)は、年齢や性別、趣味などの条件を細かく指定して、ターゲットにピンポイントで配信できる広告媒体です。ただ、ターゲティングの種類が多岐にわたるため、「どのように設定すれば効果的なのか」と迷ってしまう方も少なくありません。
この記事では、Meta広告のターゲティングの種類を詳しく解説し、設定時の注意点やポイントなど広告運用で必要な知識をお伝えします。「適切なターゲティング設定がわからない」という場合は、参考にしてください。
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目次
Meta広告のターゲティングとは

Meta広告のターゲティングとは、特定の属性や行動を持つユーザーに広告を表示させる仕組みのことです。Facebook、Instagramなど、Meta社が提供するプラットフォーム上で利用できます。関心の高いユーザーに絞って広告を配信できるため、コンバージョン率を高められる点が特徴です。
ターゲティング設定をする際は、年齢、性別、居住地域などの属性、趣味・関心、行動パターンなど、さまざまな条件で絞り込めます。例えば新作コスメの広告を配信するなら、東京都在住の20代女性で、ファッションに関心があり、最近オンラインで化粧品を購入したユーザーに絞って配信することが可能です。
ただし、ターゲティングを間違えると逆効果になる場合があります。例えば、高級ブランドの広告を10代のユーザーに配信してしまうと、なかなか購入につながりません。ターゲット層に響く優れた広告を作成しても、ターゲティングが甘ければ誰にも届かず埋もれてしまいます。
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Meta広告ターゲティングの3つの基本カテゴリ
Meta広告のターゲティングは、大きく分けて「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」の3種類です。

それぞれの特徴を理解して適切に使い分けると、本当に届けたいユーザーにアプローチできます。
コアオーディエンス
コアオーディエンスは、幅広いターゲティングが可能で、新規顧客の獲得に適した設定です。年齢、性別、居住地域、興味・関心などの複数の条件を組み合わせて、ターゲットオーディエンスのパラメーターを設定できます。例えば、「20代女性、東京都在住、ファッション好き」といった具体的なターゲット層を設定できます。
カスタムオーディエンス
既存の顧客データを活用してターゲットを設定できるのが、カスタムオーディエンスです。メールアドレス、電話番号、Webサイトの訪問履歴など、既存の顧客データを利用できます。既存顧客への再アプローチや、Webサイト訪問者へのリターゲティング(Meta広告の再配信)などに効果的です。
すでに自社に関心を持っているユーザーを特定できるため、Meta広告のクリック率向上が見込めます。過去に商品を購入した顧客、Webサイトを訪問したユーザー、メールマガジンに登録したユーザーなど、さまざまなデータが活用可能です。
類似オーディエンス
カスタムオーディエンスをもとに、既存顧客と似たようなユーザーを自動的に探し出してターゲットを設定する機能を類似オーディエンスといいます。新規顧客の獲得に効果的で、高額商品をすでに購入した顧客をもとにターゲットを設定することが可能です。高額商品の購入者と似たユーザーにMeta広告を配信することができるので、高額商品を購入しやすい見込み客に対してアプローチできるようになります。
コアオーディエンスの詳細ターゲティング一覧
コアオーディエンスはMeta広告の基本となるターゲット設定です。基本的な年齢や性別設定に加え、利用者層・趣味・関心まで、幅広い条件を細かく指定できます。ここでは各項目のターゲット例を紹介します。

では、それぞれ見ていきましょう。
利用者層ターゲティング
「利用者層ターゲティング」は以下の方法で確認できます。まずは「Meta広告マネージャ」を開き、左側の「キャンペーン」をクリックしましょう。新規で作成する場合は「+ 作成」ボタンを選択してください。「新しいキャンペーンを作成」画面にて必要事項を入力し「次へ」をクリックすると、編集画面が開きます。

既存のキャンペーンを編集する場合は、編集したいキャンペーンにチェックを入れましょう。その状態で「編集」ボタンをクリックすると編集画面が開きます。

編集画面では、左上にある「新しい認知広告セット」を選択しましょう。

利用者層ターゲティングでは、ユーザーの基本情報や属性にもとづいてターゲットの設定が可能です。以下のような条件を組み合わせて、細かくターゲットを指定できます。
項目 | ターゲット例 |
---|---|
学歴 |
|
ライフイベント |
|
子供がいる人 |
|
交際ステータス |
|
仕事 |
|
興味関心ターゲティング
利用者層ターゲティングの下にある項目が「興味関心ターゲティング」です。

興味関心ターゲティングでは、スポーツ、テクノロジー、ビジネス、フィットネスなどさまざまなジャンルから選択できます。以下ではカテゴリとターゲット例を紹介します。
項目 | ターゲット例 |
---|---|
ビジネスと産業 |
|
娯楽(レジャー) |
|
家族と人間関係 |
|
フィットネスとウェルネス(フィットネス) |
|
飲食物(消耗品) |
|
趣味と活動 |
|
ショッピングとファッション |
|
スポーツ・アウトドア |
|
テクノロジー(コンピューターとエレクトロニクス) |
|
行動ターゲティング
ユーザーのオンライン上での行動履歴を活用してターゲットの設定を行える項目が、行動ターゲティングです。「利用者層ターゲティング」「興味関心ターゲティング」の下にあります。

主要な項目とターゲット例は以下のとおりです。
項目 | ターゲット例 |
---|---|
Digital activitiesTeam |
|
サッカー |
|
デジタルアクティビティ |
|
モバイルデバイスユーザー |
|
モバイルデバイスユーザー/デバイスの使用期間 |
|
旅行 |
|
海外駐在者 |
|
消費者の分類 |
|
記念日 |
|
購入行動 |
|
カスタムオーディエンス
Meta広告マネージャを開き、左側の「オーディエンス」を選択し「カスタムオーディエンスを作成」をクリックします。

「カスタムオーディエンスのソースを選択」画面が表示されます。

カスタムオーディエンスは、自社と何らかの関わりがあった人に向けてMeta広告を配信する機能です。自社のWebサイトを見た人、アプリを使った人、商品を見た人、顧客リスト、店舗に来た人など、いろいろなデータを使って広告を配信できます。
種類 | 説明 |
---|---|
ウェブサイト | 自社Webサイトに訪問したユーザーをターゲットにできる |
アプリアクティビティ | 自社アプリ内で購入やダウンロードなどの特定のアクションを行った人をターゲットにできる |
カタログ | カタログに登録した特定の商品に対してアクション(閲覧、購入など)を行った人をターゲットにできる |
カスタマーリスト | メールアドレス、氏名などの顧客データをアップロードして、Facebook上で一致するユーザーを特定し、自社と接点のあったユーザーをターゲットにできる |
オフラインアクティビティ | 店舗で商品を購入した顧客のデータなどを使って、カスタムオーディエンスを作成できる |
類似オーディエンス
「類似オーディエンス」の設定方法は、途中まで「カスタムオーディエンス」と同様です。Meta広告マネージャを開き、左側の「オーディエンス」を選択、「類似オーディエンスを作成」をクリックします。

「類似オーディエンスを作成」画面が表示されますので、必要事項を入力しましょう。

類似オーディエンスとは、自社の顧客データやWebサイト訪問者などの情報をもとに、類似した特徴を持つ新しいユーザーを見つけて、その人たちにMeta広告を配信する機能です。例えば「30代女性で、ヨガや健康に興味がある人」の顧客データをもとに、似た特徴を持つ人を自動で見つけ出して広告を表示します。
種類 | 説明 |
---|---|
類似オーディエンスのソース |
|
ターゲット地域を選択 |
|
オーディエンスサイズを選択 |
|
Meta広告ターゲティングで成果を上げるポイント
Meta広告のターゲティングを効果的に活用すれば、狙った顧客層にアプローチが可能です。

ここでは、クリック率やコンバージョン率を上げるための具体的なポイントと、設定時に気をつけるべき注意点をお伝えします。
詳細ターゲット設定のOR条件とAND条件を理解する
複数のターゲットを設定する際は、「OR条件」「AND条件」の使い分けが重要です。
- OR条件:AもしくはBのいずれかの条件に一致するユーザーに広告配信する設定
- AND条件:AとB両方の条件に一致するユーザーに広告配信する設定
詳細ターゲット設定で複数の興味・関心を選択すると、そのうちどれか1つでも当てはまる人(OR条件)がターゲットになります。
例えば、「ゲーム」「映画」「音楽」の3つをOR条件で設定したとしましょう。その場合、設定した地域・年齢・性別・言語に合う人の中で、ゲーム好き、または映画好き、または音楽好きの人にMeta広告が表示されます。
ターゲットをより絞り込みたいときは、最初の条件を設定した後で「さらに細かく定義」を選択してください。そうすると、最初に設定した条件のどれかに当てはまり、なおかつ新しく追加した条件にも当てはまる人だけ(AND条件)をターゲットにできます。
成果拡大が目的なら、「Advantage+ 詳細ターゲット設定」を活用する
Meta広告には、「Advantage+ 詳細ターゲット設定」という機能があります。これは、最初に設定したターゲット以外にも、商品購入や問い合わせの可能性が高いとシステムが判断した人へ、自動で広告を配信してくれる仕組みです。
ターゲットを「化粧品に興味がある30代女性」と設定しても、システムが「化粧品への興味は低く見えるが、過去の行動パターンから化粧品を購入する可能性が高い」と判断すれば広告を表示します。
Advantage+ 詳細ターゲット設定を使うと、これまで商品を知らなかった新規顧客を獲得でき、より多くの人に広告を見てもらえます。
ターゲティングのA/Bテストを実施する
コストを抑えて、かつ売上や問い合わせを最大化するターゲティング設定を見つけるには、A/Bテストの実施が欠かせません。A/Bテストとは、異なるターゲティング設定で広告を配信し、それぞれの成果(クリック率、コンバージョン率、CPAなど)を比較するテストです。
A/Bテストを行うと、どのターゲティング設定が最も効果があったかをデータで把握することができます。得られ得られたデータをもとにターゲティング設定を改善すれば、広告の費用対効果を高められます。
以下の記事でABテストのやり方を解説していますので、併せてご一読ください。
⇒ ディスプレイ広告のABテストのやり方とは?手法・自動化・最適化の基本を解説
Meta広告ターゲティング設定時の注意点
Meta広告のターゲティングは効果的ですが、設定を間違えるとまったく興味のない人に広告が表示されてしまいます。

ここでは、よくある失敗例と、それを避けるための具体的な注意点をお伝えします。
ターゲティングの絞り込みすぎに注意する
詳細なターゲティングは効果的ですが、条件を絞りすぎるとMeta広告が配信されるユーザーが極端に少なくなり、広告費に見合った成果が出にくくなります。特に、小規模の会社や個人でビジネスをしている場合、条件を厳しくしすぎると「広告が配信される人が少ない」といった状況になります。
ターゲットを絞るときは、広告の目的や使える予算を考えて、十分な人数に届くようにしましょう。例えば、「東京都内の人だけ」に広告を出す場合でも、年齢は「25歳〜55歳」、性別は「男女両方」など、他の条件は広めに設定して、ある程度の人数を確保する工夫が必要です。
推定オーディエンスサイズを確認する
ターゲティング設定をした後には、必ず「推定オーディエンスサイズ」を確認しましょう。推定オーディエンスサイズとは、Meta広告の作成時に設定した条件に当てはまるアカウントがどのくらいいるかの概算値のことです。
この概算値は、過去30日間にMeta広告を見たアカウント数、年齢・性別などのユーザー情報、FacebookフィードやInstagramストーリーズなど広告が表示される場所を考慮して算出されます。
推定オーディエンスサイズが小さすぎると、1日の広告表示回数が限られてしまい、、思うような宣伝効果が得られません。逆にサイズが大きすぎると、興味・関心が薄いユーザーにも広告を表示してしまい、広告費の費用対効果が低下するおそれがあります。
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Meta広告のターゲティングは、広告の成果を左右する重要な要素です。この記事では、コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスの3つの基本カテゴリから、利用者層・興味関心・行動ターゲティングの詳細一覧まで、Meta広告のターゲティングで必要な知識を解説しました。
Meta広告の運用で成果を上げるには、適切なターゲティング設定に加え、効率的なレポート作成によるデータ分析が重要です。しかし、毎週や毎月の広告レポート作成は時間がかかり、「本来の業務に集中できない」と悩む広告担当者も少なくありません。
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