ADMATRIX DSPとは?広告の特徴や独自のターゲティング機能などを詳しく解説!
この記事をシェアする
当社が開発・販売している「アドレポ」は、広告代理店の皆様にとって非常に煩瑣な業務の一つ、「広告レポート作成」を自動化できるツールです。手動作成時より75%もの工数削減に成功したという実績もあり、運用担当者の業務効率化に大きく貢献するツールとして数多くの企業様・広告代理店様にご活用いただいています。
同様のレポート自動化ツールは他にもありますが、アドレポが持つ強みの一つに「対応媒体数の多さ」があります。現在のWebマーケティングで単一の広告媒体のみを用いるケースはむしろ少なく、複数媒体のレポート出力を同時に自動化できれば、より工数削減の効果が大きくなるのは言うまでもありません。
今回はアドレポが対応可能な広告媒体の中から、「ADMATRIX DSP(アドマトリックスDSP)」について、その特徴や広告クリエイティブの種類などをご紹介します。
今すぐ使える無料レポートテンプレート
ご入力いただいた方は「個人情報の取り扱いについて」に同意したものとみなします
目次
ADMATRIX DSPとは?
ADMATRIX DSPは、BtoBマーケティング特化型のDSPです。
国内最多のIPデータ量を保有しており、特許出願技術による独自データを元に、国内の企業・業種に対してターゲティングできることを強みとしています。BtoBマーケティングやABM(特定の企業・団体アカウントをターゲットとして売上最大化を目指すマーケティング手法)に効果的な広告配信プラットフォームです。
DSPについて
DSP(Demand-Side Platform)とは、広告主がより費用対効果の高い広告配信を行うために利用するプラットフォームです。広告在庫の買い付けや広告配信、ターゲティングなどを自動で行います。
DSPは、SSP(Supply-Side Platform)と呼ばれる広告媒体側のプラットフォームと連携することで機能します。SSPから送られるユーザー情報(属性や嗜好性、行動履歴など)に基づき、広告枠ごとにリアルタイムで入札競争が行われ、より高い入札単価を設定した広告主の広告が配信される仕組みです。またDSPを通じて配信される広告を一般に「DSP広告」と呼ばれています。
DSPについては「Howレポ」の過去記事でも詳しく取り上げていますので、ご関心のある方はこちらをご覧ください。
運営会社について
ADMATRIX DSPを開発・展開しているのは、BtoB企業支援のアドテクノロジー事業・デジタルサイネージ事業などを手掛ける株式会社クライド(東京都渋谷区)です。ADMATRIX DSPの他にも、動画広告ネットワーク「PolymorphicAds」やデジタルサイネージ広告「VIFT」などの開発・運営も行っています。
また同社は、インターネットマーケティング事業・アドテクノロジー事業を幅広く手掛ける株式会社フルスピードのグループ会社の一つです。
「アドレポ」のレポートテンプレートは、無料でダウンロードしてご利用いただけます
⇒Excelファイルでダウンロードする
ADMATRIX DSPの特徴
独自のターゲティング
ADMATRIX DSPは、これまで特定が困難とされてきた動的IPアドレスの特定技術「DOI(Dynamic Office IP Identification・特許出願技術)を国内で初めて開発しました。この独自技術と国内最大規模のIPデータベースにより、動的IPアドレスを保有する企業へのターゲティングが可能となり、広告主のターゲットにマッチした企業へのピンポイントな広告配信を実現。BtoB向け広告需要に特化したオフィスターゲティングDSPとして、確固たる地位を築いています。
また、多数のDMPやメディアとの連携によりバラエティに富んだターゲティング機能を提供しています。(詳しくは後述)
国内最大級の在庫数
ADMATRIX DSPは国内最大級の配信在庫を保有しており、幅広いユーザーにアプローチできるのが特徴です。Google Ad Manager・Open X・GMO SSP・MicroAd COMPASSなどの主要SSPと接続しており、国内インターネットユーザーの93%以上にリーチが可能。月間の広告配信在庫量は国内最大級の2,000億インプレッションを誇ります。広告配信面もニュース、ポータル、女性系、エンタメ、ブログなど幅広く、世代や嗜好を問わず様々なユーザーにアプローチできるのも強みです。
また、参加できる広告主とメディアが限定された「PMP(Private Market Place)」でプレミアムな広告枠を優先的に買い付けることもできます
豊富なクリエイティブ
運用型広告において、広告クリエイティブはターゲティングと同様に成果に直結する非常に重要な役割を持っています。動画・静止画それぞれに異なる訴求効果があり、多様なクリエイティブを使いこなせるかが運用の成否を分けるポイントともなります。
ADMATRIX DSPは通常のバナー広告だけでなく様々なクリエイティブフォーマットに対応しており、広告主のプロモーション戦略に合わせた選択が可能です。(詳しくは後述)
注目すべき独自のターゲティング
DSPは、配信面(どこに出すか)よりもターゲット(誰に出すか)を主体とする広告配信プラットフォームといえます。ADMATRIXでは独自の多彩なターゲティング機能を提供しており、広告主の様々な要望に対して効果的なアプローチを可能としています。
ここではADMATRIXの広告配信で利用できる主なターゲティングをご紹介します。
リマインドターゲティング
自社サイトに訪問したユーザーに対して広告を表示します。単なるリターゲティングでなく様々な詳細条件に対応して配信できるのが特徴です。
オフィスターゲティング
特定の企業・学校・施設などに広告を配信できるターゲティング機能です。業種・従業員数・売上高など約2,000分類にわたる様々なカテゴリーでセグメントを行えるので、プロモーションの目的によって活用できます。
またDOI(上述)による動的IP判別により、これまで困難であった中堅・中小企業に対するターゲティングも可能となっています。
weather(天気連動)配信
天候をもとにしたターゲティング機能です。気象庁のデータベースと連携し、あらかじめ指定した地域・天候・気温に当てはまるユーザーをターゲットとして広告を表示できます。季節性の影響が高い商品・サービスの広告に適した配信です。
オーディエンスターゲティング
ADMATRIXと連携している外部DMPのオーディエンスデータを活用したターゲティングです。詳細デモグラフィックや購入履歴、年齢・性別など約500種類にわたるカテゴリーでセグメントを行います。ターゲットが明確であるほど高精度の広告配信で高いパフォーマンスを期待できます。
カスタム機能
上記の他にも様々な要素をキーとしたリターゲティングが可能です。
- キーワード:特定のキーワードを検索したことがあるユーザー
- デバイス:PC・タブレット・スマートフォンの各ユーザー
- 興味関心:特定カテゴリー(1,300以上)に興味を持つユーザー
- 地域(エリア):特定の都道府県・市区郡・地方にいるユーザー
- その他:キャリア、回線、ISP、ブラウザ、OS、ノンターゲティングなど
ADMATRIX DSPで利用できる広告クリエイティブの種類
前章でご説明したように、ADMATRIX DSPは多彩な広告クリエイティブに対応しています。ここではADMATRIX DSPで選択できる主なクリエイティブフォーマットを簡単にご紹介します。
バナー広告(静止画)
様々なサイズのバナー広告を表示できます。
- PC:468×60・250×250・728×90・120×600・300×250・160×600・200×200・336×280・300×600
- スマートフォン:320×50・320×100・300×250
Video広告
ブランドセーフティーを優先した動画広告です。強制視聴させないフォーマットやホワイトリスト配信(特定の広告枠やドメインにのみ広告を配信)が可能です。
インフィード広告
広告掲載面のデザインにあわせてレイアウトを最適化して表示する広告です。
ソーシャルメディアやニュースアプリなどのタイムラインに違和感なく広告を溶け込ませることができます。ブロード配信・インタレストカテゴリ配信(ユーザーの興味関心に基づく)・リマインドターゲティング配信(ユーザーの訪問回数・滞在時間に基づく)との組み合わせも可能です。
Dynamic Native Ads/Dynamic Native Ads 動画
広告配信先メディアの背景色やテキストフォーマットを瞬時に解析し、そのテイストになじむよう動的に体裁を調整して表示する広告です。
メディアの雰囲気に自然になじむためユーザーの閲覧体験を妨げず、CTR/CPAの向上やサイト遷移後の精読率改善、ブランドリフト効果などが期待できます。
Smart Canvas
株式会社ヒトクセが提供するリッチメディア広告を配信できるサービスです。多彩な表現の広告でユーザーに強く訴求します。
ADMATRIX DSPの3つの拡張機能
ADMATRIX DSPは、広告配信の最適化やWebサイト内のCVR最適化を行うための拡張機能を備えています。これらを活用することでユーザーの集客から流入後のコンバージョン獲得まで一連の流れのトータルプロデュースが可能です。
ADMATRIX CRO
広告や自然検索から流入したユーザーに対して、購入・問い合わせを促す要素をサイト内に取り入れたり、画面遷移に一貫性を持たせたりすることでコンバージョン率を最適化します。
ADMATRIX EFO
エントリーフォームに入力したユーザーへのリターゲティングです。ミスクリックによりフォーム到達したユーザーを除外できるのが特徴。
ADMATRIX 3PAS
「ADMATRIX 3PAS」との連携により広告配信を最適化します。
3PAS(3rd Party Ad Serving)とは、第三者の配信サーバーを用いて広告配信を一元管理するサービスです。
アドレポでADMATRIX DSPの広告レポートを自動作成
ここまでご説明したように、ADMATRIX DSPは多彩なターゲティングと広告クリエイティブを使える多機能・高性能な広告配信プラットフォームです。
これらの豊富な機能を使いこなして最大限の費用対効果をあげるには、闇雲に運用していてはいけません。様々なターゲット設定やクリエイティブを試しながら、広告への反響を比較検証し、より結果の出せる方法を導き出す必要があります。つまり広告運用のPDCAです。
PDCAを的確に行うためには、運用パフォーマンスを分かりやすくまとめた「広告レポート」が欠かせませんが、媒体からデータを引っ張ってきてレポートにまとめるという作業はなかなか面倒です。レポート作成はなるべく手間をかけず、運用成果の分析・PDCAにリソースをかけたいというのが運用担当者の皆様のホンネではないでしょうか。
私たちが開発を手掛けている「アドレポ」は、ADMATRIX DSPとの連携にも対応したレポート自動化ツールです。媒体とのAPI接続により運用データを自動取得し、設定したテンプレートにしたがってレポートを自動作成してくれます。ぜひ皆様の業務効率化、生産性向上のお役に立てればと思います。
なおアドレポとADMATRIX DSPとの連携方法はこちらにご紹介しています。よろしければご参照ください。
まとめ
今回は、ADMATRIX DSP(アドマトリックスDSP)の特徴についてご説明しました。ADMATRIXは、動的IPアドレスに基づくターゲティングをはじめ、とにかく多彩なターゲティングが特徴的なDSPです。BtoBマーケティングにおいて他の媒体で思うような成果を出せなかった広告主様は、これまでにない角度からのアプローチが可能なADMATRIXを一度導入されてみてはいかがでしょうか。新たな発見や予想外の結果が得られるかもしれません。
また広告の成果を把握・分析できる広告レポートは広告運用にとどまらずマーケティング全般に活用できる貴重な資料です。ADMATRIXに対応したレポート自動化ツール「アドレポ」をぜひご活用くださいませ。
アドレポに関する詳しい資料を無料でご提供しておりますので、ご関心のある方はぜひこちらからダウンロードしてください。
この記事をシェアする