Excelとのデータ連携でレポート作成業務を効率化し、担当案件数を3倍に増加
アンダス株式会社様は、WEBマーケティング事業をはじめオリジナルプロダクトの開発やメディア事業を展開している福岡市の企業です。戦略立案から広告・制作・CRM・システム開発などを自社で一貫して行うワンストップ体制を構築されています。
同社WEBマーケティング部でネット広告運用に携わる井形様に、アドレポのご活用方法や導入効果について詳しくお話をうかがいました。
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まずは井形様のご担当業務について簡単に教えていただけるでしょうか。
- 井形様 :
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今は主にリスティング広告の運用を担当しています。入稿からお客様対応、レポート作成まで広告運用に関わること全般ですね。
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いわゆるプレイングマネージャーですね(笑)実はアンダス様は、ありがたいことに、かなり以前からアドレポをご利用いただいていまして…。
- 井形様 :
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そうなんです、おそらく御社が現在の社名(イルグルム)になられる以前、アドレポのリリース直後から使わせてもらっています。
導入に関しては、当時の部署のリーダーがアドレポの良さを知って、これだと決めたようです。実際、私もアドレポと同様のレポートツールを何種類かトライアルで使ってみましたが、「他のものに比べて使いやすいな」というのは現場として感じていました。
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1日6時間かけていたレポート作成業務をアドレポ導入で時間短縮に成功
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ありがとうございます!具体的に、他社製品と比べてどこが使いやすいと思われますか?
- 井形様 :
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一言でいえば、「使いたい機能が、適した価格で提供されている」点だと思います。弊社ではレポート出力に特化して使わせてもらっていて、うちの業務とちょうど合っているんです。
管理画面上で数値を見られるのを売りにしたツールもありますが、弊社ではもともとExcelでかなり細かいレポートフォーマットを使っていたので、それを活用していきたいというのがありました。出力機能の使い勝手が第一ですね。
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アドレポ導入以前は、業務にどのような課題がありましたか?
- 井形様 :
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以前は、日次の予算進捗をまとめるのに6時間くらいかけていたと思います。毎日管理画面からダウンロードし、レポート作成するため、工数がかかっていました。ミスも多かったです。
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6時間も!それは確かに、他にほとんど何もできないですね…。当時と今の、一日の流れを簡単にお教えください。
- 井形様 :
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やっていること自体はあまり変わりません。ただ以前だと、レポートの作成とチェックで午前中終わってしまっていまして、あと調整ですね。午後からは入稿と調整、あとは日報以外の週報や月報といった定期的なレポートの作成をやっていました。
アドレポを導入した今はレポート作成に時間をかけることがなくなったので、出社してから前日のコスト推移の確認と調整を1時間くらい。それからクライアントからのメールチェックと対応を午前中に終えて、午後から入稿と日報以外のレポート作成、クライアントとのミーティングなどです。
アドレポ導入で業務時間を圧縮できたぶん、スタッフが担当できる案件数が増えました。私の場合は以前と比べて、ざっと3倍くらいには増えたと思います。
アドレポの出力データをExcelに取り込み柔軟なレポーティングと運用管理が可能
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アドレポのExcel出力機能をご活用いただいているとうかがっています。具体的にはどのような形で?
- 井形様 :
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毎朝、日次のデータがExcelに出力されているように設定しています。これで前日のコストの確認と全体数値の把握を行い、必要に応じて日別データを詳しく見ていきます。トータルで予算が決まっているお客様なら、それを超過しないように、全体の予算の動きを確認します。
データに少しでも異常値があれば、そこを細かく見ていけるようにデータごとにワークシートを細分化してあります。アドレポにない媒体については手動でデータ貼り付けで対応します。1案件ずつ、こうしたフォーマットのワークシートを作成して運用しています。
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すべての案件でこのフォーマットを使っているんですか?
- 井形様 :
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いえ、案件によって結構違いますね。
全体のコストと日別のコストを見ていくという基本は違いませんが、お客様によっては、例えば管理画面に出るCV値をそのまま使わないケースもあります。
他にも「キャンペーンごとにインプレッションシェアの推移を毎日見たい」といったご要望もあったりします。
こうしたことは運用をスタートする際にヒアリング・決定するものですが、実際はけっこう後から変更や追加があって、載せるデータがどんどん増えていく感じです。ベースデータはアドレポから引っ張ってきて、お客様の要望に応じて異なるデータを取り込む時はフォーマットを適宜カスタマイズするというのが基本です。
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週次・月次レポートはどのようなものを出されていますか?
- 井形様 :
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まず表紙があって、月別の数値とグラフ、デバイス別ですね。検索パフォーマンスの推移、キーワードランキングなども媒体ごとに入れてあります。あと地域性があるクライアント様ではエリアごとの数値。このフォーマットもお客様ごとに見たい指標が違うので変えています。
基本はアドレポの数値を関数で引っ張ってくるという作りで、そのままPDF出力してクライアントに提出しています。
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スプレッドシート連携への移行で一層の業務効率化を目指す
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今後のアドレポ活用につきまして、アンダス様では4月から「スプレッドシート連携」をご利用いただいています。
- 井形様 :
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スプレッドシートは、お客様との共有がすぐにできるのがメリットです。
一部のお客様ではスプレッドシートを共有、毎日の数値確認を行っています。あとはデータスタジオとの連携とかもやっていきたいなと。アドレポさんでリリースされているサービスも活用していきたいと思っています。
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最後に、今後アドレポに期待したいことについてお聞かせください。
- 井形様 :
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クリエイティブレポートの出力の利便性アップには期待しております。貴社でもアップデートしていただいているんですが、媒体のほうの仕様も頻繁に変わっていますので、クリエイティブやレスポンシブ広告のレポートが、もうちょっと便利になればと思います。
昨今はレスポンシブ広告がメインになっていますけど、これをどのようなレポートにすれば良いかは私たちも迷っていて。今まではテキストと画像を貼っておけばよかったんですが、そういうわけにもいかなくなってきているので。
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貴重なご意見、ありがとうございます!ぜひ取り組んでいきたいと思います。
インタビューでも触れられましたが、アンダス様はアドレポのリリース当初からご利用いただいている「お得意様」。実務を通してアドレポの特性を熟知しておられるからこその、示唆に富んだ数々のご意見を聞かせていただけました。
さらにユーザビリティを改善し、皆様により使いやすいレポートツールを目指してまいります。
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