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食品宅配業界大手のデジタルマーケティングにもアドレポが活躍!データ連携を活用して複数媒体の運用データ集約・分析を強力に効率化

オイシックス・ラ・大地株式会社

成宮 章悟 様

オイシックス・ラ・大地株式会社様は、有機野菜などの農産物や添加物を抑えた加工食品など安全性に配慮した食品・食材の販売を手掛ける企業です。主力事業である個人顧客向けの食品宅配事業やリアル店舗での食材販売、さらに定期会員を対象とした広告出稿サービス、ECコンサルティングなど事業運営で培った様々なソリューションを展開されています。
今回は同社でデジタルマーケティング全般に携わっておられる成宮様より、アドレポ導入の経緯や活用事例について詳しくお話をうかがいました。


本日はよろしくお願いいたします。最初に御社の事業内容と会社概要、サービスについて教えていただけますでしょうか。

成宮様 :

事業内容は主には定期宅配事業になります。「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」といった、業界の中でもリーダーといわれるようなブランドを複数展開している会社です。
それに加えて、アライアンスとして「ISETAN DOOR」や「dミールキット」など他社様と一緒に作っているサービスや、保育園給食の事業、「とくし丸」という買い物弱者の方々のご自宅の近くまで食品をトラックに載せて販売する移動スーパーなど、食に関するサービスを広く提供しています。

本当に幅広く領域を展開していらっしゃいますね!様々なサービスを展開されている中で、成宮様のご担当業務や社内での役割はどういったものでしょうか。

成宮様 :

今は主に「大地を守る会」ブランドの新規獲得を中心に活動しています。デジタルマーケティング全般という形で、広告をはじめとしたお客様との接点、商品のマーケティングから始まって、お客様が定期会員になっていただくまでを一気通貫で実施するのが僕の担当領域になります。

広告というのは、どのような媒体で運用されているのでしょうか。

成宮様 :

いわゆるYahoo、Googleのディスプレイや動画広告もあれば、SNS広告やアフィリエイト広告もあったり、リアルでの獲得もあったり多岐にわたります。

対応媒体数の多さや、外部ツールでの運用データ活用に柔軟に対応できる点がアドレポ導入の決め手

アドレポをご導入いただいた際に、ご興味を持っていただいたきっかけや導入前の課題についてお聞かせください。

成宮様 :

僕自身、今は「大地を守る会」を中心にやっていますが、以前多岐にわたって会社のブランドに関わっている時期があったんです。事業毎にインハウスでの広告運用もあれば広告代理店とやっているものも様々あって、インハウスのほうは私たちで広告運用管理画面の分析もしていかないといけません。広告も、ディスプレイもあればSNSもアフィリエイトも何でもあるので、それらの管理画面を一つ一つ見ていってデータをまとめて、そこからPDCAまわして、とやっていると分析やレビューの時間が削られちゃうという問題がありました。
この課題に対して、仕組みで解決できるところは仕組みに頼っちゃったほうがいいよねと考えまして、貴社を含むいくつかの会社とお話をさせていただいて、アドレポに決まったという形です。
その時のポイントは、まずデジタル広告の媒体数が多かったこと、広告のクリエイティブデータの出力ができた点、また運用データを管理画面上だけでなく、スプレッドシートなどでカスタマイズしたいというのがあったので、そこに一番柔軟に対応できるのが貴社のアドレポだった、というのが導入の決め手です。

ありがとうございます!他社様も検討された上でアドレポに決めていただいたということですね。
実際の広告運用では成宮様以外にもご担当者がいらっしゃったと思うのですが、その当時は何名体制でされていましたか?

成宮様 :

各ブランドに約4~6名くらいの担当がいます。ただ新規獲得のマーケティングといっても範疇が広くて、デジタル回りとか商品回り、企画のブランディングなどで担当が分担されます。Web広告は基本的に広告代理店が入ることが多いので、1、2名の担当で頑張ることになります。インハウスはデジタルマーケティングに精通しているメンバーが中心となるため、意外と少数精鋭で戦っているんです。

ちなみに広告代理店を使われている部分と、インハウス運用されている部分の違い、どういう時に代理店を使うかの線引きはありますか?

成宮様 :

ブランドにもよりますが、基本的には、まだ武器化できていないような企画をやる時には代理店だとフィーがかかってしまうので、社内で巻き取って効果を出せるのかをインハウスで試していきます。
一方ソリューション事業に関しては、当社でインターネット中心に定期宅配の事業を続けてきたノウハウもあるので、僕たちが代理店として広告を作っていく形になります。その場合も、社外に対してレポートを出してご提案しますので、アドレポで媒体データを一括ダウンロードできるというのは魅力的ですね。

多種多様な広告の膨大な運用データをデイリーで取得・集約し、迅速なPDCAと的確なマーケティングを推進

続きまして、アドレポを実際にどのようにご活用いただいているのか、教えていただけるでしょうか。

成宮様 :

基本的には日次と週次で使っています。例えば当社には「お試しセット」という、新規のお客様に各ブランドの食品を体験いただく商品があるのですが、これは一週間ごとに内容が変わっていきますので、PDCAは一週間単位、場合によってはもっと早く回していく必要があります。

基本的に事業の担当者様は日次でアドレポを使っていただいているということでしょうか。

成宮様 :

部署によって使い方も変わってきますが、以前にソリューション事業部にいた当時は一番よく使っていたと思います。社外向けには他の企業様と事業を作っていくのと、社内では3ブランドの運用サポートも全てやっていたため必要でした。
アドレポは登録さえしてしまえば、例えばFacebook広告でも3ブランドの配信コストやCPCがどうなっているかを一括で出せたりするので便利です。あとはBigQueryとつなげてデータ分析のために使ったり、本当に多岐に使っています。
具体的な使い方については、実際に画面を見てもらった方が早いかと思うので、簡単にお見せしますね。

オイシックス・ラ・大地様 広告レポート例
成宮様 :

こういった形で日次でデータが取れるようになっていて、週単位や月単位でも見れます。広告媒体はGoogleの検索広告もあればディスプレイ広告もあり、FacebookやLINE、Yahooもあり、どんどん増えていきます。これを一つ一つ管理画面で見るよりも、データを一つに集約したほうが早いですよね。アドレポを使って必要なデータをここに反映させ、スプレッドシートで色々な関数を組みながら集計しています。

週次レポートは健康状態をチェックする感じです。僕たちはCPAで見ることが多いので、CPAが大きく跳ね上がってないか、目標を達成できているか、上がっているならどこに課題があるのか、というところを見ます。キャンペーン単位やクリエイティブ単位で見れますし、各媒体のシートでもチェック出来て問題を発見しやすいです。

あともう一ついいなと思うのが、過去のデータにも簡単に戻れる点です。当社の事業は数字だけでは分からないところがあって、時流によって色々変わります。例えばコロナ前とコロナ後では配信のコストがどう変わっているか、などの様々な変化があり、そういうものを点で探すよりも全体を俯瞰して見たほうがマーケティング的には良いです。
アドレポのデータを上手に活用して、俯瞰して見ること・集中して見ることを使い分けながら行っています。

詳しく教えていただき本当にありがとうございます!

成宮様 :

データをちゃんと取り続けられるメリットは大きくて、例えば担当が変わり引き継ぐ時にも「過去はこうだったよ」というのを根拠をもって伝えやすいですし、引き継がれる側も引き継ぎながら気づきを得たりできると思うんです。常にデータをちゃんと見れる状態が担保されているというのは、次にどう行動すべきか、僕たちは過去から学んで進化していくものですが、その学びの速度が速まるという点もデータを蓄積するメリットだと思います。

アドレポ導入で創出された時間を運用レビューに使えるのは大きな収穫。でももっと大切なことは…

私たちがアドレポを使っていただきたい世界観をまさに実現いただいて、とてもうれしく感じているのですが、導入されてから実際に使いこなせるようになるまで、どれくらい時間がかかりましたか?

成宮様 :

導入したばかりの時は、貴社のご担当者から「このような設定できるよ」とか「こうやって各アカウントつないでいくんだよ」といった操作を少し教えてもらいましたが、だいたい2週間くらいで使えていた気がします。社内で僕が誰かに教えたり引き継いだりする時はもっと短くて、1週間かからないと思います。

アドレポの活用方法について詳しく教えていただきましたが、その導入効果について改めて教えていただいてよろしいでしょうか。

成宮様 :

工数的な効果についてはスピード感が人によって違うのはありますが、アカウント数が増えるほどデータを取る時間が増えるのは確かで、少なくとも担当者一人1時間くらいはデータ集計にかかっていました。それがアドレポを1回設定してしまえばその時間が全部なくなるので、週5時間ぐらいの短縮にはなると思います。月で考えれば、なかなかの短縮効果ではないでしょうか。

ありがとうございます。月20時間×ご担当者様の人数分のお時間を削減いただいてるのですね。アドレポ導入によって創出された時間は、どう活用されているでしょうか。

成宮様 :

まずレビューの質が上がるというのが大きいです。今まではファクトデータを取るのに時間がかかっていて、レビューの時間がないので浅い考察のまますぐ実行を始めなきゃ、ということも多かったです。それがアドレポでデータを素早く取れるので、全部の時間をレビューにあてられるのはすごく良かったです。

広告運用にはPDCAが必須なのに、時間がないとチェックだけで回すようになってしまうのですね。

成宮様 :

あと運用よりも大事なことは、プランニングだと思うんです。当社は事業会社なので、運用することがゴールではなくて、まずお客様にご納得いただけるサービスを作れるのか、そういうサービスを発信できるのかというのが重要です。「どうやるか」よりも、お客様の気持ちをくみとって「何を」形にするのか、というのが僕たちの仕事だと思うので、5W1HでいうとHowよりもWhatやWhyが大事。アドレポがないと、どうしてもその準備ができないままHowばかりになってしまって、なかなか結果につながらない所があると思うんです。
ちゃんとお客様(マーケット)に関心を持ってもらえているか、何が至らないのかというのを分析しやすくなるのがアドレポの魅力の一つなんじゃないかなと思っています。

今おっしゃっていただいた言葉の中に、いかに成宮様がお客様を大事にされていらっしゃるかがすごく伝わってきます。

私、アドレポを勝手に普及活動してます(笑)

アドレポをご利用いただいているご感想をお伺いできますでしょうか。

成宮様 :

アドレポは僕たちみたいにインハウスでのデータ分析にも使えますし、広告代理店での運用やコスト管理を軸とした使い方もできると思っています。だから僕はアドレポの普及活動をしています、勝手に(笑)

今の広告の世界は、運用よりもクリエイティブを創出できることが重要でもあるから、そのリソースをいかに作るか、そのためのインプットをいかに早めるかが大事です。そのためには、自分たちで手入力やデータの紐づけを頑張るよりも、アドレポの仕組みを使って工数をグッと削減したほうがいいと考えます。
アカウント数がある程度あれば、使用したほうが費用対効果も良いと思っていて、「入れませんか?」と話したりしています。

宣伝していただいて、とてもうれしいです!ありがとうございます。
今後アドレポでやってみたいことや、アドレポに対するご要望・ご期待に関して教えていただけるでしょうか。

成宮様 :

総合的に、アドレポは非常に優秀なツールだと思います。特に新しい広告媒体の導入はけっこう早いなという印象です。あとは例えば、今取れていないようなアフィリエイト系のデータとか、今後どんどん伸びてくるであろうPinterestとかも反映されたらいいと思います。

あとはデータの抽出期間ですね。サーバーの制限などもあると思いますが、過去3年分を戻りたかったりもします。全て一律で3年必要というわけではないですが、その辺りの柔軟性があると、よりアドレポを使いたい人が増えるんじゃないかなと思います。

ご意見ありがとうございます!ぜひ社内で参考にさせていただければと思います。
今回はお時間をたっぷりと頂いて有意義なお話を聞かせていただきました。誠にありがとうございます!


オイシックス・ラ・大地様のアドレポご利用事例について詳しく聞かせていただきました。成宮様はご自身がアドレポを存分にご活用いただいているのみならず、他の代理店様などにも推薦してくださっているとのこと、誠にありがたく思います。
業界大手である同社の様々な事業展開において、デジタルマーケティングの現場にアドレポが導入され高く評価されているという事実は、私たちとしても心強く、またレポートツールの有用性を改めて確信させられるものです。今後もさらに製品のアップデートを重ね、皆様のご期待にこたえられるレポートツールを目指してまいります。

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