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アドレポで複数媒体の運用データを一元管理し、運用実績に基づく「質」の高い提案活動を展開。さらにレポーティング工数の半減も

プラウドエンジン株式会社

岡村様

プラウドエンジン株式会社様は、Webマーケティング戦略の企画・立案からインターネット広告の運用代行、クリエイティブ制作までワンストップ対応を行う東京都新宿区の広告代理店です。
ターゲティング精度に優れた独自開発のDSPプラットフォーム「Sphere(スフィア)」を活用して、顧客満足度の高い広告配信を展開。また自社運用だけでなくクライアントによるインハウス化のサポートや、Web広告運用を通じて得られたマーケティングデータの活用支援も得意とされています。
今回は、同社の広告運用部門でリーダーを務められている岡村様から、広告代理店業における自社の課題をアドレポ導入によってどう解決されたのかについてお話をうかがいました。


本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、貴社の概要や事業内容について教えていただけますか。

岡村様 :

当社は広告代理店事業を主軸に事業を営んでおりまして、現在スタッフは15~16人と少数精鋭のチームです。Googleやfacebookなどの運用型広告に運用代行に加え、当社独自のDSPプラットフォーム「Sphere(スフィア)」による広告配信を組み合わせて、広告代理店様、広告主様に向けて広告代理業を展開しています。

岡村様の社内でのお役割は?

岡村様 :

当社は大きく営業部門と広告運用部門という2つのセクションに分かれていまして、私は広告運用部門のリーダーを務めており、自分も広告運用を行いつつ、チームメンバーのマネジメントをさせていただいています。

ありがとうございます。広告運用につきまして、御社でご提供されているSphereはじめ様々な媒体がありますが、媒体ごとに担当者が分かれているというよりは案件ごとに各スタッフ様がご担当されるという感じでしょうか。

岡村様 :

おっしゃる通りです。扱っている媒体はGoogle、Yahoo!や主要SNSで、Facebook、Instagram、twitter、LINEなど網羅しておりますので、それぞれのお客様の案件ごとに担当者がつき、目的に応じて媒体、配信方法を設計しながら広告運用を行っている感じです。

現在の社内の運用体制について教えていただけるでしょうか。

岡村様 :

現在の広告運用チームは5名です。先ほどお話ししたように、誰がどの媒体の担当というのでなく、皆が案件ごとに様々な広告媒体を運用しています。メンバーは基本20代が多く、若くてフレッシュなチームだと思います。

ちなみに御社のSphereに関しても、どういった強みがあるツールなのか、広告のクライアントに対してどう提案されているかを教えていただけるでしょうか。

岡村様 :

Sphereは、様々なデータを活用し特定のターゲット群に向けて広告配信が可能なDSPです。SNS広告などではセグメントが難しい、例えばBtoBサービスの広告配信なら「製造業の方に」とか「経営者、決裁者の方に」といった細かいターゲティングができます。コンテキスト広告や配信面でのセグメントなどの機能も有しております。
ただし、当社では必ずしもこのDSPありきのご提案をしている訳ではなく、お客様のマーケティング成果を最大化するために、各web媒体の特性に合わせた提案を行っています。これらを組み合わせることで初めて実現可能な相乗効果もあるので、もしwebマーケティング全般に悩みがある方がいれば、一度お気軽にご相談をいただきたいです。

案件の進捗管理とレポーティングの自動化にアドレポを積極活用。未対応媒体のデータもスプシ連携とマクロ構築でレポート

ここからはアドレポのご導入に関して具体的にお伺いしていきたいと思います。まずはアドレポ導入前、貴社にはどんな課題があったでしょうか。

岡村様 :

課題は2つありました。1点目は案件の進捗管理やレポーティングに工数がかかってしまっていた点です。手動でのデータ管理を自動化し、工数削減したいと思っていました。
もう一つの課題は、弊社では案件横断で広告データを比較できる環境がなかったという点です。当社のように案件ごとに担当者を分けるやり方はメリットも多いのですが、一方で、対応やノウハウが俗人化されやすいことは否定できません。広告データを一元管理し、定量的な案件状況を横断的に確認できる環境を用意することで、効率的に運用クオリティの底上げを図りたいと考えていました。

そうした状況でアドレポを導入させていただき、今は進捗管理やレポーティングの自動化を段階的に進めています。徐々にではありますが、工数削減に向けた動きができています。また案件横断での広告データの管理においては、アドレポを活用することで他メンバーの案件データを見られる場所を作れたので、そこを見に行けば相互に案件状況が分かるし、メンバーの対応状況のキャッチアップの工数が下がるだけでなく、精度も高まりました。過去の配信データも全部見られるという状況になっています。データマネジメントという面でも一つ課題が解決できたかなと思っています。

ちなみに貴社ではアドレポを広告運用を担当されている方全員が使われているのか、あるいはレポーティングのご担当者様が別にいらっしゃるのか、活用方法についてお教えください。

岡村様 :

弊社でのアドレポの使い方は2種類ありまして、一つは日々の運用管理、もう一つはレポーティングになります。正確には、レポーティングに関してはこれからなので「使おうとしている」と言うのが正しいですが。

進捗管理では、アカウントをつなぎこんで日々の案件を管理しているスプシ(Googleスプレッドシート)があって、そこにアドレポの数字を自動反映させる形で運用しています。

プラウドエンジン様アドレポ使用例
岡村様 :

広告レポートについては、アドレポから抽出したデータを弊社のフォーマットに自動でレポーティングできるように弊社内でプログラム的なものを組んでいる最中です。

ありがとうございます!レポーティングはアドレポから簡単に出力というよりは、一度ローデータを全部出していただき、貴社のプログラムを通してレポート作成するという形でしょうか。

岡村様 :

はい、アドレポで抽出したデータを希望の形でスプシに吐き出すのと、そこからさらに弊社独自のレポートフォーマットに成型するためのマクロを社内で作っています。最終的にはExcelで抽出する形になっています。

こうした運用をされている背景としては、レポートに必要な媒体や項目がアドレポだけでは足りないので外部のデータと組み合わせたレポーティングが必要、という理解で良いでしょうか?

岡村様 :

おっしゃる通りです。特にSphereのデータがつなぎこめなかったりするので、そのデータも合わせてレポーティングしたくてやっているというのが一番大きな理由ですね。どうしてもアドレポだけで完結させるのは難しい部分があるので、そこをプログラミングで補っている感じです。
レポーティングはなるべく自動化していきたいという思いがあるので、アドレポを積極的に使わせていただいています。

ありがとうございます!アドレポのデータは岡村様の方で毎日確認されているのか、それとも案件のご担当者様が使われているのでしょうか。

岡村様 :

進捗管理に関してはメンバーのほうで使っています。先ほどお見せした進捗管理の表、あれをみんなが使っていて、そこに吐き出された数字を各自チェックしています。媒体の管理画面と突き合わせて、問題がないか運用として確認した上で、最後に私がチェックするという形です。もちろん全案件というわけではありませんが、ちょっと気になる案件があれば、私もチェックして運用状況を見に行きます。

アドレポ導入により過去の広告運用データの一元管理が可能に。クライアントへの提案活動に一層の質・厚みを生み出す

アドレポを導入される前と導入後の変化についてお伺いします。広告代理店様からよく頂くのが「レポート作成の工数が3分の1になった」「作業時間が2分の1に」といったお声なんですが、御社についてはいかがでしょうか。

岡村様 :

定量的な導入効果でいうと、まだまだうちの中で把握管理しきれていなくて具体的な数字ではお伝えできないんですが、定性的なところでいくと、進捗管理に関してはある程度自動化が出来ている状態なので、日々の案件管理というところで工数が格段に減ってスピードアップできました。業務効率化に大きく貢献していただいていると思っております。

レポーティングの部分は、先ほどのプログラミングがまだできていないのではっきりとは言えませんが、すでに現在レポーティングには結構時間を割いていて、専属の者が毎日4、5時間ほど時間を使っているので、工数は2分の1くらいまでには削減できるんじゃないかという見立てはしています。

先ほど、アドレポご導入前の課題として「工数削減」と「データ管理」の2つをあげていただきました。私たちの感覚では、工数削減についてはよく分かるのですが、データマネジメントという面でアドレポが貢献できるというのがとても新鮮に感じました。これについて詳しく教えていただけるでしょうか。

岡村様 :

すごくかっこいい言い方をすると、このプラウドエンジンという会社の「価値」だと思っているんです、データというもの自体が。過去の運用データが広告代理店にとっての価値になりますし、それが一つの所に集まっていて誰でも簡単に閲覧できる状態にあるというのは、非常に重要なことだと思っています。

GoogleやYahoo!、SNSなど多種多様な媒体を扱っていると、どうしてもデータの所在がバラバラになってしまいがちです。それらをマネジメントして、誰でも一覧化できるように持っておくだけでも、いち広告代理店としての価値になります。そこをアドレポで一元管理できるのは非常に助かっているところです。

逆に、データマネジメントできていないことで起こりうる課題というと、どのようなものが想定されるでしょうか。

岡村様 :

クライアントへの提案の質がどうしても上がりづらいというのが一番ですね。
私たちは過去の運用実績をもとに広告の改善提案を進めますが、そこでは数字の裏付けというものが重要で、裏付けとなる数値データが一元管理されていないと、提案の質も下がってきてしまうと考えています。

そういった課題が今まであったので、データベース化して一覧化できれば、今後新規提案していくタイミングで「過去の実績ではこういうことをやって、こういう数字になっています。だから貴社でも、こういう改善をしていけばこれだけの数字を成果としてお返しできますよ」という課題解決につながると思っています。その先に、案件の継続率のアップやアップセル、新規受注といった結果もついてくるイメージです。

なるほど、非常に勉強になります!広告代理店様の中には、工数削減はできてもデータの利活用となると、目先の業務に追われてそこまで行き届かないケースもありますので、私たちとしてはそこを啓蒙していける立場になれればと思います。

レポート業務自動化で創出できたリソースは、新規提案やより質の高いアウトプットを行うために有効活用

今後のアドレポにご期待いただいていることがあれば、ぜひ教えていただけるでしょうか。

岡村様 :

そうですね、アドレポに接続できる媒体がもっといっぱい増えればいいなというのが正直なところです。今の目先の問題といいますか、先ほどの一元管理という部分で接続できる媒体が増えていくと扱えるデータも増えてきますので、そこが一番希望している点ではあります。

先日も「TikTokに対応してほしい」とのご要望をお聞きしましたが、それ以外にもご希望の媒体はありますか?

岡村様 :

最近でいうとPinterest(ピンタレスト)広告とか、他にも新しい媒体が今後も増えていくと思うし、他のDSPさんも増えていくでしょう。そのへんの新しい媒体を積極的に接続していただけるとありがたいと思います。
中でもPinterestは最近特に注目されていて、代理店になりたいという会社が非常に多いようです。弊社でもクライアントからの問い合わせも多いので、ぜひうちも代理店になりたいなと思っています。

ありがとうございます。ご要望は社内開発にフィードバックさせていき、ご期待に応えられるようがんばりたいと思います。
最後に、アドレポについて一言ご感想を頂けるでしょうか。

岡村様 :

はい、一言で言うと、アドレポのおかげで非常に助かっています!
どの代理店さんもそうだと思うんですが、案件が増えていくほど重要な進捗管理に工数がかかってしまうので、その部分をアドレポが工数削減に寄与してくれているのはありがたいです。
そして削減できた工数のリソースを、新しい提案とか、その他のより質の高いアウトプットを行うための時間に割くことができているので、弊社としては広告代理店としての質、クライアントに提供できる価値の底上げにつながっている部分があるのかなと思っています。

ありがとうございます、まさにアドレポでご提供したい世界観へのお役立ちをさせていただいているのがうかがえて、すごくうれしいです!
本日は貴重なご意見を聞かせていただきまして誠にありがとうございました。


インタビューにご協力いただいた岡村様には、プラウドエンジン様の広告運用を統括するリーダーならではの視点で、アドレポの活用方法や導入効果を具体的に、かつ終始分かりやすくお答えくださいました。特に、本編でも触れましたが「データマネジメント」という目的においてアドレポの有用性を感じていただけているのは私たちとしても新しい発見でした。
広告運用の様々なシーンで、現場の皆様にお役立ていただけるツールを目指してまいります。

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