【無料テンプレートあり】Facebook広告とはどんな広告?特徴やメリット、広告レポートの見方などを詳しく解説!
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私たちが提供している「アドレポ」は、インターネット広告の運用担当者にとって必須のタスク「広告レポート作成」を簡単に自動化できるツールです。このアドレポが持つ特徴の1つに、国内最多クラスの多種多様な広告媒体のデータを出力できるという点があります。
Web広告というとGoogleやYahoo!が有名ですが、その他にも国内で利用できる広告媒体はたくさんあります。今回はその中から、近年利用者が増え続けている「Facebook広告」について、その仕組みや特徴、広告レポートの見方など運用上のポイントを解説していきます。
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目次
Facebookについて
Facebook広告についてご説明する前に、チョット今さら感もありますが、まずFacebookというプラットフォームについて簡単に確認しておきましょう。
Facebookは、2004年にアメリカで創業された世界最大規模のSNSです。運営会社のメタ・プラットフォームズは、2021年に旧フェイスブック社から社名を変更したことで大きな話題になりましたね。
全世界の月間アクティブユーザー数は29億1,000万人(2021年12月時点)。日本国内だけでも2021年時点で2,600万人ものユーザー数を誇ります。
Facebookの特徴は、アカウント登録は原則実名で行うため他のSNSよりも匿名性が低い点です。そのためビジネスでの利用や実際に面識のある人たちとのコミュニケーションツールとして使われています。長いテキストや画像・動画など、様々なコンテンツの投稿が可能な点も魅力的です。
また、個人アカウントとは別に企業やブランド・団体が開設できる「Facebookページ」は、情報発信やユーザーとの交流の場として幅広く活用されています。
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Facebook広告の特徴
Facebook広告は、FacebookやInstagramなどの媒体に広告を配信できるプラットフォームで、BtoB、BtoCを問わず多くの企業が利用しています。
メインの配信先であるFacebookとInstagramは、いずれも国内で非常に多くのシェアを獲得しているSNS。Facebook広告を利用すれば、この両者に同時にアプローチできるわけです。
実際に当社のアドレポを利用している広告代理店様の接続媒体数を集計すると、「Google広告」「Yahoo!広告」に次いで3番目の接続数を誇っているのがFacebook広告です。この記事をご覧の方々も、Facebook広告を利用中である、もしくは利用を検討されているという方が多いと思います。
Facebook広告を利用するメリット
Web広告にはFacebook広告以外にも様々な広告媒体があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。私たちが考える、Facebook広告ならではのメリットは次の3つです。
- 認知からコンバージョンまで、様々な目的での広告配信が可能
- Facebookの登録情報を活用した高精度のターゲティング
- 多種多様な広告フォーマットを利用できる
これらについて詳しくご説明していきます。
様々な目的での配信が可能
Facebook広告は、ただ設定したランディングページへのアクセスを増やすというだけでなく、広告主のビジネスに応じて様々な目標に適した広告を作成できます。
Facebook広告の作成時に、広告を通じて実現したい目標を次の3つから選択します。
認知
特定の商品やサービス、ブランドなどについて、多くのユーザーに周知し、関心を持ってもらうための目的です。
関心を持っていそうな人に広告を配信してブランドの認知度を高めたり、ターゲットオーディエンスのできるだけ多くの利用者に広告を表示したりすることができます。
検討
特定の商品やサービスを、ユーザーが購入や導入を考える際の選択肢に加え、「もっと詳しく知りたい」と思ってもらうための目的です。
広告から自社サイトへのトラフィックを増やすだけでなく、投稿にエンゲージメントする可能性の高い利用者へのリーチ、アプリのインストール、動画再生数アップ、リード(見込み客)の情報収集などを促進するための広告配信を行います。
コンバージョン
特定の商品やサービスに関心を示したターゲットを、商品購入やサービス利用など特定のアクションを起こしてもらうための目的です。
このアクションには、商品購入(カートへの追加)やアプリのダウンロード、サイトへの登録、電話での問い合わせ、購入などが該当します。
ECサイトのカタログの商品を掲載して販売したり、近隣の利用者に実店舗を宣伝したりすることもできます。
高精度のターゲティング
前の章でも触れましたが、Facebookは原則実名でのアカウント登録が必要で、他のSNSよりも匿名性が低いのが特徴です。Facebook広告ではこの特性を生かして、ユーザーの登録情報を生かした精度の高いターゲティングが可能となっています。
Facebook広告のターゲティングは、大きく次の3つがあります。
コアオーディエンス
ユーザーのFacebook登録情報やWeb上の行動履歴などをもとに広告のターゲットをセグメントするものです。
利用者層データ(年齢、性別、言語、学歴、役職など)や位置情報、興味・関心、行動(過去の購入履歴やデバイスの利用状況など)などで細かくルール設定を行えます。
また、広告主のFacebookページやアプリ、イベントとつながっているユーザーをターゲットに含めたり除外したりするのも可能です。
カスタムオーディエンス
広告主のビジネスをすでに知っている、関心を持っている、あるいはビジネスに対してオンライン・オフラインで何らかのアクションを実行した利用者をターゲットとするものです。
広告主のサイト訪問者へのリターゲティングをはじめ、CRMシステムやメールアドレスリスト、実店舗で収集した情報リストをもとにしたターゲティング、アプリの利用者に利用継続やアイテム購入などのアプリ内アクションを促す広告配信を行えます。
類似オーディエンス
既存の優良顧客と共通の興味や関心を持ち、ビジネスに関心を示す可能性が高いと思われる新たな利用者をターゲットとするものです。
ソースとなるカスタムオーディエンスと国、サイズを指定すると、ユーザー属性や興味・関心が類似したユーザーをシステムが自動的にターゲットとして設定します。そのためソースとして選択するカスタムオーディエンスの量・質が充実しているほど類似オーディエンスも精度の高いものになります。
広告フォーマットが充実
Facebook広告には、様々なクリエイティブや配信メディア・デバイスに適した多種多様な広告フォーマットが用意されています。
なるべく簡単に広告を作りたい方から、リッチな広告で深く訴求したい方まで、あらゆるニーズに対応できるのがFacebook広告の魅力です。
詳しくはこの後の「Facebook広告の多彩な広告フォーマット」の章でご説明します。
Facebook広告の配信先
2022年2月現在、Facebook広告は次の4つの媒体に広告を表示できます。
Facebookの調査によると、Facebookとそれ以外の媒体で表示された広告を見た利用者のコンバージョン率は、Facebookでのみ広告を見た利用者のコンバージョン率の8倍だったそうです。多くの媒体に広告を表示し相乗的にユーザーに訴求することで、多くのユーザーをコンバージョンまで導く効果が期待できます。
通常の投稿やニューズ・動画に混ざって広告が表示されるフィード広告をはじめ、投稿後24時間でコンテンツが消える「ストーリーズ」、動画の前後や途中に挿入される「インストリーム」、検索結果、インスタント記事にあわせて広告が表示されます。
Instagram(インスタグラム)
皆さんご存じの、写真や動画を投稿・共有できるSNSです。投稿写真を簡単に加工できる多彩なフィルター、投稿が24時間で消えるストーリーズなど様々な機能があり、特に若い世代に幅広く利用されています。日本国内においては、Facebook(2,600万人)を超える3,300万ものユーザーがいるとされています。
「Facebookは使っていないけどインスタは見ている」というユーザーも少なくありませんが、Facebook広告を使えば双方の利用者に同時にアプローチが可能です。
Messenger
SMSのようにリアルタイムでテキストのやりとりができるメッセージ機能です。グループチャットや音声での無料通話ができ、ボイスメッセージの送信も可能。海外ではLINEよりも利用されています。
メッセージの受信箱やストーリーに広告が表示されます。
Audience Network
Facebookのターゲティング機能を利用して、Facebookが提携しているモバイルアプリやサイトに広告を配信できるアドネットワークです。日本国内では「グノシー」「食べログ」などの大手アプリと数多く提携しています。
Googleが提供するGDN(Googleディスプレイネットワーク)のFacebook版とお考えいただければ良いと思います。
Facebook広告の多彩な広告フォーマット
Facebook広告は、非常に多彩な広告フォーマットを活用できるのも特徴の一つです。ユーザー属性やデバイスに合わせて最適なフォーマットで広告内容を訴求し、エンゲージメントの獲得を狙うことができます。
画像広告
1枚の画像とテキスト(見出しと説明文)で構成される広告です。
Facebook広告の中でも最も一般的なフォーマットであり、設定も簡単ですので、Facebook広告を始めたばかりの方はまずこの画像広告から作成されるのをおすすめします。
なお広告画像を作成する際は、規定の画像サイズに従いましょう。推奨値は1200×628px(Facebookのみで使用可能)・1080×1080px以上(Facebook・Instagram両方で使用可能)です。
動画広告
その名の通り、動画を使用した広告です。
画像広告よりも視認性・訴求性が高く、より多くの情報を盛り込むことができます。また近年は動画制作の便利なツールが続々開発され、動画広告を利用する技術的なハードルは非常に低くなっています。動画広告はFacebookに限らず、現在の広告クリエイティブのトレンドと言えるでしょう。
ただし冗長な動画広告はかえって閲覧者のストレスや離脱を招きますので、できるだけコンパクトに作成するのが理想です。(Facebookは15秒以内を推奨)
スライドショー広告
複数の画像やテキストを、スライドショー形式で表示させて動画のように表現できる広告です。
静止画のみの素材である程度動きのある表現ができるため、動画広告を作るのが費用や工数的に難しい場合は便利なフォーマットです。また動画広告よりファイルサイズが小さく、読み込みに時間がかかることもありません。
カルーセル広告
1つの広告に複数の画像や動画を設定できる広告です。
広告1つにつき最大10点の画像・動画を設定でき、ユーザーはスワイプによって表示の切り替えを行えます。また、同じく複数画像を表示できるスライドショー広告と違うのは、各々のクリエイティブに別のリンクやCTAボタンを設定できる点です。一度に複数の商品を紹介したり、1つの商品やサービスを多角的にPRしたりすることができます。
また設定した画像・動画の中から、広告パフォーマンスの良いものを自動的に先頭に表示させる機能もあります。
インスタントエクスペリエンス(旧:キャンバス広告)
広告をクリックするとモバイルに最適化された専用ビューワーがフルスクリーンで開き、画像や動画、テキストなどで構成されたコンテンツを表示させられるフォーマットです。画像広告や動画広告、カルーセル広告、スライドショーに設定できます。
通常の広告では表現できない多種多様な内容を配信できるのが特徴。また外部のランディングページよりも読み込みが速く、facebookアプリの中でユーザーをスムーズにリッチなコンテンツに導けます。
複数のテンプレートが用意されているので、作成も難しくありません。
ただしインスタントエクスペリエンスはFacebookのモバイルアプリにしか配信できませんのでご注意ください。
コレクション広告
メインの大きな画像・動画の下部に、小さな複数枚の画像を一緒に表示できる広告です。広告をクリックするとインスタントエクスペリエンス(後述)が表示され、より詳しい情報を伝えられます。
複数の画像を使用できる他の広告フォーマットにカルーセル広告がありますが、ファーストビューで多くの写真を表示できるのが違いです。多数の商品画像で訴求したいECサイトなどに向いています。大きい画像でブランドイメージを、小さい画像で商品画像を載せるといった使い方が一般的です。
ダイナミック広告
ユーザーの属性や過去の閲覧履歴の情報を元に、興味・関心が高そうな商品・サービスの広告を自動的に配信する手法です。
広告主は訴求したい商品やサービスの情報を「カタログ(製品フィード)」として登録します。広告エンジンは、Facebookのログイン情報や「Facebookピクセル」というコードによって取得されるユーザーの閲覧履歴をもとにターゲティングを行い、関連性が高いと判断された広告を掲載します。
リード獲得広告
リード(見込み顧客)の獲得に特化した広告です。広告をクリックするとFacebook内で設定したフォームが開き、ユーザーはその場で氏名やメールアドレスなどの個人情報を入力できるようになります。
外部サイトに遷移することなくFacebook上で入力を完結でき、しかも閲覧者のFacebook登録情報がそのままフォームに反映されるため、個人情報送信にかかるユーザーへのストレスが非常に少ないのがメリットです。
イベント広告
開催予定のイベントの認知や集客に効果的な広告です。イベント内容を紹介するだけでなく、イベントへの出欠を確認したりチケット販売を促したりできます。
イベント広告を利用するためには、事前にFacebookイベントページを作成する必要があります。Facebook広告とあわせて、Facebookのイベント機能についても理解しておきましょう。
さらに知っておきたいFacebook広告の仕組み
ここまでFacebook広告の特徴について詳しくご説明してきましたが、実際に広告運用者がFacebook広告を利用するためには、広告の課金方式や禁止事項についても把握しておく必要があります。
Facebook広告の課金方式
Facebook広告には、次の2つの課金方式があります。いずれもWeb広告の課金システムとして珍しいものではありませんが、改めて確認しておきましょう。
クリック課金
広告1クリックにつき費用が発生する課金方式です。一般に「PPC広告(Pay Per Click)」と呼ばれる広告はこの方式がとられます。
クリックのたびに費用が発生するということは、逆に言えば、広告が表示されるだけでは費用は発生しません。広告に関心のあるユーザーだけに広告費をかけられるという点で費用対効果の高い課金方式といえます。
商品購入やサービスの申し込みなど、閲覧者の積極的なアクションを獲得したい広告運用に向いています。
インプレッション課金
広告の表示回数に応じて費用が発生する課金方式です。
広告が1回表示されるたびに費用がかかるというわけではなく、広告表示1,000回ごとに広告費が課金されます。こちらもコストパフォーマンスの高い方式です。
画像や動画が表示・閲覧されることに価値を置きますので、ブランディングや認知度アップを目指したい広告運用に向いています。
Facebook広告のオークション方式
Facebook広告でも他の広告媒体(Google、Yahoo!など)と同様、広告表示においてオークション方式を採用しています。
出稿されている多数の広告を種々の条件をもとに競合させ、最も価値があると判断された広告がユーザーに表示される仕組みです。
(Facebook公式サイトより引用)
Facebookでは、利用者に表示する最適な広告を判断するために広告オークションを利用しています。このオークションでは、利用者とビジネスの両方に最大の価値をもたらす広告が落札されます。広告オークションを理解することで、広告のパフォーマンスをより正確に把握できるようになります。
Facebook広告のオークションにおける落札決定の判断基準は次の3つです。
入札価格
広告主がその広告を配信するために支払えると設定した費用です。
推定アクション率
特定の利用者がその広告でアクションを実行するか、その広告経由でコンバージョン(商品購入、会員申し込みなど)に至る可能性を示す推測値です。
広告品質
Facebookによって様々な要素から判断された、広告の品質指標です。
様々な要素には、広告を見た人や非表示にした人からのフィードバックや、低品質とみなされる広告の特徴(情報の隠ぺい、扇情的な表現、エンゲージメントベイトなど)などがあります。
Facebook広告の審査方式
Facebook広告は、配信前に広告内容についての審査が必ず行われます。
審査は、管理画面から作成した広告を公開後、自動ツールなどによって即時に実施され、通常24時間以内に完了します。不承認となった場合、その広告は配信できません。
広告に用いられた画像・動画・テキスト・ターゲット設定の情報などが審査対象となりますが、さらに広告のリンク先やランディングページなども対象になる場合があります。
審査の基準となるFacebookの「広告ポリシー」では、
- 禁止コンテンツ(違法な製品やサービス、差別的な行為、成人向けコンテンツなど)
- 制限コンテンツ(アルコール、オンラインギャンブル、社会問題や政治に関する広告など)
- 広告フォーマットやターゲット設定に関する規定
などの禁止事項や制限について詳しく規定されています。すべてを把握するのは難しいかもしれませんが、Facebook広告運用に携わる方は必ず一通り確認しておきましょう。
広告が却下された場合は、その広告を修正して再申請するか、新しく別の広告を作ります。もし審査決定に不服がある場合は再審査のリクエストも可能です。
なお、広告ポリシー違反の程度によっては、個々の広告却下にとどまらず、「広告アカウント、ページ、ビジネスマネージャ、個々の利用者アカウントの停止」「広告主の広告利用資格の停止」などの厳しい処分が行われる可能性がありますのでご注意ください。
Facebook動画広告最適化オプション「Thruplay」
昨今、インターネット広告市場におけるSNS広告・動画広告のシェアは拡大の一途にあります。電通の調査によると、2021のネット広告媒体費においてソーシャル広告は前年比134.3%の7,640億円、動画広告は前年比132.8%の5,128億円と、いずれも大きく伸長しています。実際、アドレポのご利用者様からも「SNS、Facebookで動画広告を配信したい」といった声を非常に多く頂いています。
2019年に実装された「ThruPlay」は、このFacebook広告の動画広告配信に関するオプション機能です。「動画の再生数アップ」を目的とする広告キャンペーンにおいて、「広告配信の最適化」「課金対象」の2項目で設定できます。具体的には次の通りです。
① 広告配信の最適化
動画広告の配信設定で、広告セットの「広告配信の最適化」の項目にThruPlayを選択すると、
- 15秒以下の動画の場合:動画を最後まで視聴する
- 15秒より長い動画の場合:動画を15秒以上視聴する
このいずれかの可能性が高い利用者に、より広告が配信されるよう最適化されます。
② 課金対象
動画広告の配信設定で、広告セットの「その他のオプション」から「課金対象」の項目にThruPlayを選択すると、
- 15秒以下の動画の場合:動画を最後まで視聴する
- 15秒より長い動画の場合:動画を15秒以上視聴する
このいずれかに該当した場合のみ、広告料金が発生するようになります。
動画広告はその性質上、動画内容をある程度見てもらわないと訴求効果が十分得られないという懸念があります。
出だし数秒を再生後スキップ・離脱されるのと、最後まで再生されるのを、同じ「1回の視聴(回数)」として評価されるのは、広告の有効性や費用対効果を考えると、適正とはいえないでしょう。
その点、ThruPlayは上記の通り動画がしっかり視聴された結果だけが評価される仕組みです。ユーザーに広告動画を最後まで(またはなるべく長い時間)視聴してもらうことを主目的とする場合はThruPlayを選択しましょう。
なお「動画の再生数アップ」の設定項目には、ThruPlay以外に「動画の2秒以上の継続的な再生」もあります。目的に応じて使い分けてください。
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2021年に実施されたFacebook広告・Instagram広告のアップデート
Facebook広告とInstagram広告は、サービス開始より今日まで、クライアントや広告運用者のニーズを踏まえながら数々の機能拡張・バージョンアップを続けています。本章では2021年に行われた主要なアップデートについて解説します。
Facebook広告のアップデート
新しい広告セットレベルのアトリビューション設定を導入
2021年1月19日、Facebook広告で新しい広告セットレベルのアトリビューション設定が導入されました。
アトリビューションとはWeb広告におけるコンバージョンの評価方法の一つで、ユーザーと広告との接点(閲覧やクリック等)のうち、コンバージョンに直結したものだけを計測するのでなく、コンバージョンに至るまでの複数の接点を、様々な視点から評価する考え方です。
Facebook広告では、次の2つのアトリビューションに基づいてアクションを計測します。
- ビュースルーアトリビューション
ユーザーが広告を閲覧したユーザーが、広告のクリックはしなかったものの、所定の期間内にアクション(商品購入、資料請求など)を実行した場合 - クリックスルーアトリビューション
ユーザーが広告をクリックしてから、所定の期間内にアクションを実行した場合
そして上記の「所定の期間」、つまりユーザーが広告を閲覧またはクリックしてからアクションを起こすまでの日数のことを「アトリビューションウィンドウ」と呼びます。
上記の「新しいアトリビューション設定の導入」によって、次の4種類のアトリビューションウィンドウがサポートされるようになりました。
- クリックから1日間
- クリックから7日間
- クリックから1日間、表示から1日間
- クリックから7日間、表示から1日間
これらは、従来の広告セットの「コンバージョンウィンドウ」設定でサポートされていたものと同じです。
一方、これまでサポートされていた「クリックから28日間」「表示から28日間」「表示から7日間」のウィンドウはサポートされなくなりました。計測対象期間が短くなったことで、コンバージョンが大きく減少してしまうケースもありました。
また、以前はアトリビューションウィンドウを広告アカウント単位で設定していましたが、このアップデートにより広告セット単位で設定するようになりました。これにより、広告セット単位で発生したコンバージョンデータを広告の最適化に使用されることになります。
参照:https://www.facebook.com/business/help/395050428485124?id=428636648170202
コンバージョンAPIの導入
Facebook広告では、2021年に「コンバージョンAPI(CAPI)」が導入されました。
コンバージョンAPIとは端的に申しますと、従来の方法とは違った方法でコンバージョン計測を行う仕組みのこと。この「従来の方法」とは、Cookieを利用した計測方法です。
Cookieとは、ユーザーが訪問したウェブサイトの情報(ログインIDや閲覧履歴、訪問回数など)を記録したテキストファイルを、一時的にパソコンやスマホに記録する仕組みのこと。実際に訪問したサイトから発行される「1st party Cookie」と、第三者(サイト内のWeb広告の配信事業社など)から発行される「3rd party Cookie」があります。
Cookieはサイト内でのユーザーの利便性を高めたり、Web広告のパーソナライズやコンバージョン測定に活用されるなどメリットも多い技術ですが、一方で個人の行動履歴や興味関心といった情報を取得されることへの懸念から、近年はインターネットにおけるCookieの利用を制限する動きが進んでいます。
この流れを受けてFacebook広告に導入されたのが、Cookieに依存しない計測方法であるコンバージョンAPIです。
従来は、Cookieによってユーザーのブラウザやデバイスから得た情報を、Facebookピクセルという特定のコードを介してFacebook広告にデータ送信していました。一方、コンバージョンAPIでは広告主のクライアントサーバーから直接、信頼性のある方法でFacebookの広告サーバーに送信します。
コンバージョンAPIについて詳しくは、アナグラム株式会社様のサイトにある以下の記事が非常に詳しく解説されているのでご参照ください。
Facebook広告のコンバージョンAPI(CAPI)とは何か?を理解する前に知っておきたいこと
Facebook Analyticsの提供終了
2021年6月末、Facebookが無償で提供していた広告解析ツール「Facebook Analytics」の提供が終了すると発表されました。
このツールの特徴は、個々のユーザーにフォーカスを当て、複数チャネルにまたがる同一ユーザーの行動をトラッキングできる点です。ウェブサイトやアプリ、Facebookページなどを横断した計測によりユーザーのカスタマージャーニー全体を把握するのに役立つ情報が得られました。特にユーザーターゲティングを重視する広告主にとっては有益なサービスでした。
なお現在、Facebookの公式ヘルプセンターでは、本ツールに代わるビジネスツールとして「Meta Business Suite」「広告マネージャ」「イベントマネージャ」の3つを推奨しています。
Instagram広告のアップデート
リール広告の提供開始
2021年6月、Instagram広告にて「リール広告」という新しい広告形式の提供開始が発表されました。
リールとは、最長60秒の短尺動画を作成してInstagram上に投稿できる機能です。インスタアプリの真ん中のタブから閲覧・利用できます。最初のリリースは2020年8月という比較的新しい機能で、TikTokのインスタ版とお考えいただけば分かりやすいでしょう。
Instagram上で動画を作成・投稿できる機能といえば「ストーリーズ」が知られていますが、リールは掲載時間の制限がない・複数の投稿場所があるなど、いくつかの違いがあります。
リール広告とは、その名の通り、リール部分に表示できるインフィード動画広告です。他のユーザーが投稿した動画の合間に表示されます。
リール動画は上記のリールタブをはじめフィードやストーリーズ、発見タブ、プロフィール画面にも表示でき、ユーザーとの接触機会が多いのが特徴です。次々と動画を閲覧していく中で自然と動画広告を見せることができ、また全画面で表示できる、動画終了後はループ再生されるなどの特徴も高いPR効果につながります。
参照:https://about.fb.com/ja/news/2021/06/reels-ads-launch/
ショップタブ内での広告の提供開始
2021年8月、Instagramのショップタブ内での広告提供開始が発表されました。
Instagramには、2020年7月からアプリ内にショッピング機能が導入されています。これは投稿された写真や動画から商品を購入できるもので、ユーザーの興味関心のデータに基づいて投稿やブランドが表示されます。ユーザーは自分がまだ知らない商品やブランドに出会える可能性が広がり、企業側としても自社製品の潜在顧客にアプローチできるのがメリットです。
2020年11月にはアプリ内に専用のショップタブが導入されました。右から2番目のアイコンがショップタブです。
本アップデートで導入された広告は、ショップタブを開くとトップページに広告がタイル状に並んで表示され、広告をタップすると商品などの詳細ページに遷移します。商品詳細ページでは保存や知人へのシェアも可能です。
広告は利用者ごとにパーソナライズされた商品や投稿に表示されるため、広告主はユーザーを商品購入までスムーズに導けます。広告配信の設定も非常に簡単ですので関心のある方はぜひ利用してみてください。
参照:https://about.fb.com/ja/news/2021/08/ads_in_instagram_shop_launch/
レストラン予約機能のパートナーを拡充
2021年8月、Instagramのレストラン予約機能の連携パートナーに、飲食店予約・顧客管理システムを展開する「TableCheck」(東京都中央区)が追加されました。
Instagramのレストラン予約機能は、飲食店がInstagramのビジネスプロフィールに「席を予約する」というボタンを表示し、そこからユーザーが来店予約を行える仕組みです。飲食店の検索から予約まで、すべてをSNSで完了できることになります。
飲食店は料理や店舗内装などのフォトジェニックな写真を投稿し、関心を寄せた閲覧者を直接来店に導くことができます。ビジネスプロフィールを利用しているアカウントで、かつ同機能の連携パートナーのウェブ予約サービスに加盟している店舗であれば無料で利用可能。
なおTableCheckの連携は、日本国内の飲食店予約サービスとしては、「ぐるなび」「TABLE REQUEST」「ヒトサラ」に続く4つ目です。(2021年8月時点)
参照:https://about.fb.com/ja/news/2021/08/restaurant_booking_faebook_and_instagram/
Facebook広告のレポートの見方
ここまでのご説明で、Facebook広告の特徴や基本的な構成についてはご理解いただけたかと思います。
もちろん、その仕組みが分かっただけで成果を出せるほど、Facebook広告の運用は簡単ではありません。Facebook広告に限らずすべての運用型広告において、顧客が求める成果を得るために重要なのは「PDCA」です。
実際に広告を運用し、どんなターゲットからどんな広告に、どんなアクションがありコストが発生したのか、運用担当者は詳細なデータを収集・分析する必要があります。その上で、幅広い視点から改善点と次の施策を導き出し、広告をブラッシュアップしていきます。
このワークフローに必要不可欠なのが、Web広告運用における様々な指標を集計・整理した「広告レポート」です。もちろんFacebook広告には広告レポート機能が標準で備わっており、また外部ツールを使うことで広告レポート作成をより効率的に行えます。
ここからは、Facebook広告のレポート作成や詳しい見方・読み方について解説していきます。
Facebook広告の標準レポート機能
Facebook広告には、標準で広告レポート機能が用意されているため、特別なツールを使わなくても基本的な広告レポートは管理画面上で確認できます。
方法としては次の2つがあります。
広告レポート
「広告レポート」はその名の通り、管理画面上で広告レポートを作成できるツールです。以前は「広告マネージャ」の中に統合されていましたが、現在は独立したメニューとなっています。Facebook広告運用管理者にとっては必ずおさえておくべき機能です。
広告レポートのレイアウトは「ピボットテーブル(表)」「トレンド(折れ線グラフ)」「棒グラフ」の3種類から選択できます。基本的にはピボットテーブルを選べば問題ありません。分析したいデータ・指標によって使い分けてください。
あとはレポートにしたいキャンペーンを選択すれば画面上でレポートが自動作成されます。表示させる項目も任意に設定可能です。
Meta Business Suite
Meta Business Suite(旧:Facebook Business Suite)は、FacebookページとInstagramアカウントを一元管理できるツールです。リンクされた複数アカウントでの新しい投稿やストーリーズの作成、日時指定、広告の作成などをまとめて1箇所で行えます。
デスクトップ版とモバイルアプリ版があり、場所やデバイスを選ばず管理できるのも特徴です。
Meta Business Suiteには「広告」タブが設けられており、これを選択すると、Facebook広告のデータ概要のレポートを閲覧できます。
なお、Meta Business Suiteはすべてのアカウントで利用できるわけではなく、いくつかの利用条件がありますのでご留意ください。
必ず押さえておくべきFacebook広告の重要指標の見方
広告レポートには、Facebook広告の運用成果を示す様々な数値や指標が記載されています。その情報の中から重要な要素を読み取り、運用が目標達成に向けて順調に動いているのか、改善や軌道修正が必要なのかを正しく判断してPDCAにつなげていくのが広告運用者の仕事です。
ここでは、Facebook広告のレポートを見る上で必ずチェックしておきたい指標をピックアップしてご紹介します。ぜひご参考にして広告レポートの見方のポイントを身に付けてください。
※Web広告レポート分析のポイントについては、こちらのコラムにも詳しく解説していますのでご参照ください。
インプレッション
広告が画面に表示された回数です。ユーザーへの広告効果をはかる最も直接的な指標の一つであり、時系列で推移を追っていく必要があります。インプレッションが思うように伸びない場合は、ターゲティングや費用設定から見直す必要があるでしょう。
リーチ
広告が表示されたユーザーの人数です。1人のユーザーに対して同じ広告が何度表示されてもリーチは1しかカウントされません。
特にFacebook広告はターゲティング精度が高いため、一度見た広告がその後何度も出ることは珍しくありません。単純な表示回数だけでは正確な広告効果を評価できない面があるため、リーチのような指標が必要になります。
フリークエンシー
1ユーザーに対する広告の平均表示回数(広告が何回表示されたか)です。具体的には、上述の表示回数をリーチで除した数値になります。Meta公式ヘルプによると、フリークエンシーは広告セットあたり平均で1~2になるとのことですが、ターゲットや広告内容によって柔軟に考える必要があります。
またフリークエンシーが高すぎるのは、その広告が何度も同じユーザーに表示されている状態であり、ユーザーに広告を見飽きられ、効果が落ちる要因にもなります。ターゲットを変える、広告のクリエイティブを見直すなどの施策を検討しましょう。
クリック
広告がクリックされた回数です。どれだけ広告が表示されても、クリックされなければ、目的とするLPへの誘導やコンバージョン獲得にはつながりません。常に注視しておきたい指標の一つです。
Facebook広告ではクリック数について独自の計測方法をとっており、次の3種類の数値を広告レポートで確認できるようになっています。
リンクのクリック
広告内のリンクがクリックされた回数です。一般的なWeb広告のクリック数とほぼ同義とお考えください。
Facebook広告には様々な形態・機能の広告クリックがありますが、広告内の画像・ボタン・URLリンクなど全て「リンクのクリック」の計測対象となります。
クリック(すべて)
上述の「リンクのクリック」に加えて、広告以外の部分に対するクリックも含まれます。具体的には、次のクリックが測定される場合があります。
- 投稿への「いいね!」、コメント、シェア
- FacebookページやInstagramプロフィールのクリック
- 写真や動画をフルスクリーンに拡大するクリック
アウトバウンドクリック
上述の「リンクのクリック」のうち、Facebookプロパティ外のウェブサイトなどに誘導するリンクがクリックされた回数です。
CTR
広告の表示回数に対して、クリックされた回数の割合です。「クリック率」ともいいます。
上述した通り、広告は閲覧・認知されることも重要ですが、広告をクリックしたユーザーにリンク先のサイトやコンテンツに触れてもらうことが最重要です。表示回数とあわせてCTRにも注目しておきましょう。
CTRは広告クリエイティブの良し悪しを判断する最も分かりやすい指標の一つです。同じキャンペーン内で複数の広告を同時に出稿していて、特にCTRの低い広告があれば、画像や動画の選び方やサイズ、テキストの見出しの付け方など「広告をクリックしたい」とユーザーに思わせるための工夫・改善を行う必要があります。
結果
キャンペーンごとに設定された目的に基づき、広告が獲得した結果の回数です。
キャンペーンを新規作成すると、「認知度」「トラフィック」「エンゲージメント」「リード」「アプリの宣伝」「売上」の6つから目的を選択できます。そして個々の目的に応じて結果が設定され、その獲得件数をレポートで確認できるようになる仕組みです。
Faceboo広告運用の成否に直結する、クライアントに対しても説明のしやすい指標ですので、コンスタントに獲得できているかを常に確認するようにしましょう。
Facebook広告のレポート作成なら「アドレポ」におまかせ!
ここまでご説明してきたように、Facebook広告は様々な機能やメリットを備え、Webマーケティングに有効な優れた広告媒体です。
ですが現在Facebook広告をご利用中の広告代理店様の中で、Facebook広告「だけ」を運用されているという担当者様は意外に少ないのではないでしょうか。
今はFacebookだけでなく複数媒体の広告レポート運用が一般的
上図は当社のレポートツール・アドレポ(後述)をご利用いただいているお客様の広告出稿金額を、広告媒体別に比較したものです。
ご覧の通り、Google広告が約6割と突出しており、Yahoo!広告・Facebook広告もそれぞれ約17%の利用額となっています。実際、大部分の運用担当者様は、Google・Yahoo!・Facebookなどの広告媒体を併用されている傾向があると思います。
広告媒体によってターゲット属性や利用可能な広告形態は違いますので、ニーズに応じて適した媒体を選んで費用対効果を高めようとするのは至極真っ当な戦略といえるでしょう。
しかし複数の広告媒体を運用する際にネックとなるのが、広告レポート業務の煩雑化です。
各媒体の管理画面を開き、データをダウンロードし、Excelなどにコピーぺ―ストして表やグラフの体裁を整えて…といった作業を手動で行うのは、結構な工数負担でもありますし、マルチタスクになるほどケアレスミスが起きる可能性も高まります。
クライアントによっては、これを毎月・毎週・毎日と定期的なレポート・報告を求められるわけですから、運用担当者様は大変です。
アドレポが広告レポート作成の業務負担を劇的に軽減
また、上述の通りFacebook広告には、広告の配信結果を管理画面で確認できるレポート機能を備えています。ユーザー属性別、デバイス別、広告別など様々なタイプのレポートを閲覧でき、レポートのエクスポート(出力)も可能です。
一方で、Facebook広告レポートを使いこなすには相応のスキルや知識が必要です。またグラフなどを使って分かりやすくビジュアライズ(可視化)したり、クライアントの要望に合うようレポートをカスタマイズしたりすることはできません。
こうした広告レポート作成にまつわる様々な問題を解決するためにぜひご活用いただきたいのが、私たち株式会社イルグルムが提供するレポート自動作成ツール「アドレポ」です。
アドレポは、広告媒体とのAPI接続により広告データを自動取得し、レポートの作成や予算管理を行います。設定は簡単で、難しい操作は必要ありません。
アドレポは国内最大級の20社以上の広告媒体と連携できるのが強みで、もちろんFacebook広告レポートにも対応しています。
そこでぜひご活用いただきたいのが、レポート自動化ツール「アドレポ」。
アドレポは、Facebook広告と接続・連携してデータを自動集計し、広告で使われているあらゆる指標データの取得とレポーティングが可能です。
またアドレポは豊富なレポートテンプレートを備えておりカスタマイズも自在なので、見た目に美しく分かりやすいFacebook広告レポートの作成が簡単にできます。
※詳しい方法はサポートサイトをご参照ください。
Facebook 広告主登録方法
Facebookの「結果」の数値を取得したいがアドレポの表示項目ではどこに値しますか?
アドレポで出力可能な項目
2022年2月現在、アドレポで出力できるFacebook広告の指標は主に以下の通りです。
レポートタイプ
- 広告別レポート
- カスタムコンバージョンレポート
- 性別・年齢別レポート
- 時間別レポート
- 都道府県別レポート
- カルーセルカードレポート
- デバイス別レポート
- アカウントレポート
主な出力項目
※五十音順。出力できる項目はレポートタイプによって異なります。
- インプレッションデバイス
- インプレッション数
- ウェブサイトでのその他コンバージョン
- ウェブサイトでのその他コンバージョン値
- ウェブサイトの登録の完了
- ウェブサイトの登録の完了値
- ウェブサイトリード
- ウェブサイトリード値
- ウェブサイト購入
- ウェブサイト購入値
- カルーセルカード
- カルーセルカードID
- カルーセルカードウェブサイトのURL
- カルーセルカードコールトゥアクション
- カルーセルカード画像
- カルーセルカード見出し
- カルーセルカード説明
- カルーセルカード名
- キャンペーンID
- キャンペーン配信
- キャンペーン名
- クリエイティブ画像
- クリック(すべて)
- コンバージョンタイプ
- デバイスタイプ
- プラットフォーム
- ページへのいいね!
- メインテキスト(カルーセル広告)
- もっと見る(カルーセル広告)
- もっと見る表示リンク(カルーセル広告)
- モバイルアプリのインストール
- ランディングページビュー
- リンク(広告設定)
- リンクのクリック
- 月
- 見出し(広告設定)
- 本文(広告設定)
- 広告ID
- 広告セットID
- 広告セット配信
- 広告セット名
- 広告の目的
- 広告主ID
- 広告主名
- 広告配信
- 広告名
- 写真表示数
- 消化金額
- 投稿シェア
- 投稿のエンゲージメント
- 投稿のリアクション
- 投稿の保存
- 投稿へのコメント
- 動画の再生回数(25~100%)
- 動画の10秒再生回数(3~30秒)
- 動画のthruPlay再生回数
- 日
- 品質ランキング
- 曜日
- ROAS(ウェブサイトでのその他コンバージョン値)
- ROAS(ウェブサイトの登録の完了値)
- ROAS(ウェブサイトリード値)
- ROAS(ウェブサイト購入値)
Facebook広告データ取得のバージョンアップについて
2022年8月、アドレポ上でのFacebook広告データ取得に関して、新バージョンでのデータ取得へと切り替えを行いました。データ取得の仕組みを抜本的にリニューアルしたもので、これにより出力遅延等のトラブル解決の早期化、柔軟な表示項目の追加などの効果が見込めます。
(FacebookAPIを利用する点は従来通りで、データの正確性や品質に変更はございません)
本件の背景やお客様へのお願い事項など、詳しくはこちらに記載していますのでご参照ください。
アドレポで出力できる、Facebook広告レポートのテンプレート
アドレポでは、見やすくデザインされた広告レポートテンプレートを、用途にあわせて多数ご用意しています。またテンプレートのカスタマイズの自由度も非常に高く、これが他の自動化ツールにない強みともなっています。
ここではアドレポで作成したFacebook広告レポートのサンプルを、広告の種類別にご紹介します。
※レポートテンプレートについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
日次レポート
毎日の広告パフォーマンスをまとめたレポートです。日々の表示回数やCV、予算などの推移をリアルタイムに確認できます。また曜日別の集計も可能で日次のデータだけでは分からないユーザー動向が見えてくることもあります。
月次レポート
各月の広告パフォーマンスをまとめたレポートです。日次レポートよりも大局的・俯瞰的な視点で運用成果の推移を見ることができ、前月比の把握、季節要因による影響などを評価できます。
クリエイティブレポート
Facebook広告のクリエイティブ(バナー画像など)と運用成果の数値が一体となったレポートを自動作成できます。データのみを羅列したレポートよりも広告同士の比較が非常に分かりやすく、広告主にも喜ばれることの多いレポート形式です。
手動作成だと、画像貼り付けミスのリスクやレイアウト調整の煩雑さがネックとなるため、クリエイティブレポート自動化は多くの運用担当者様に重宝されています。
属性別レポート
種々の広告成果を、デバイス・性別・年齢などの属性別に整理したレポートです。
SNSにはユーザーの詳細データが蓄積されているため、SNS広告は他のインターネット広告よりも精度の高いターゲティングが可能です。こうした属性別レポートは、多くのケースでマーケティングに有用なデータとして活用できます。
媒体別レポート(Facebook・Instagram)
FacebookとInstagramは共にMeta社のサービスであることから、Facebook広告とInstagram広告は連動性が高く一元管理が可能です。両者を同時運用している方も多いのではないでしょうか。
アドレポなら、下図のように両者の広告成果のサマリー(概要)を比較したレポートの作成も簡単に行えます。
Facebook広告レポートテンプレートを無料でご提供!
ここまでアドレポの広告レポートテンプレートについてご説明してきましたが、「百聞は一見にしかず」というわけで、アドレポで出力できるFacebook広告レポートのテンプレートをご用意いたしました。
こちらから、どなたでも無料でダウンロードしていただけますので、ぜひ実物をお確かめください。
まとめ
今回は数あるWeb広告媒体の中から、Facebook広告の仕様やメリットなどについて詳しくご説明しました。
非常に多機能で、多くのユーザーに最適なアプローチを行える広告であることがお分かりいただけたと思います。Facebook広告をまだ使ったことがないというウェブ担当者の方は、ここでご紹介した情報を参考にしながらぜひチャレンジしてみてください。
その際は、Facebook広告の運用業務を一段と効率化する「アドレポ」にもぜひご注目を。Facebook広告の仕様変更にあわせて、アドレポも次々とバージョンアップをしています。皆様にとってより便利で使いやすいレポート自動化ツールを目指して開発を続けておりますのでご期待ください!
アドレポについてさらに詳しく知りたい方のために、資料を無料でご提供しておりますのでこちらのリンクからダウンロードしてください。
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