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LINE広告とは?ビジネス利用のメリットやレポートフォーマットなどを徹底解説!

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日本で最も多くのユーザー数を誇るSNS・LINE。家族や友人とのやりとり、ビジネスでの連絡やコミュニケーションなど様々なシーンで活用されています。おそらく本稿をご覧のほとんどの方がお使いではないかと思います。
その膨大なLINEユーザーに対して、自社の製品やサービスの広告を配信できるサービスが「LINE広告」です。独自のフォーマットで多数のユーザーに訴求でき、ターゲティング機能も充実。もちろん当社の広告レポートツール「アドレポ」との連携も可能です。
今回はこのLINE広告について詳しく掘り下げていきます。

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LINEとは?

LINE広告について解説する前に(今さらかもしれませんが…)LINEというツールについて簡単にご説明しておきたいと思います。

LINEは、2011年6月23日にリリースされたメッセンジャーアプリです。現在はZホールディングス株式会社傘下のLINE株式会社が運営・開発しています。
テキストメッセージのやり取りや音声通話、ビデオ通話をリアルタイムで行うことができ、基本無料で利用可能。今や多くの人たちにとって日常生活に欠かせないコミュニケーションツールとなっているのはご存じの通りです。

また、一般に利用されている個人向けサービスとあわせて、法人向けサービス「LINE for Business」もあります。これは企業が開設した公式アカウントを顧客とのコミュニケーションやマーケティングに活用できるものです。

LINEのユーザー数

LINEは日本をはじめ台湾、タイ、インドネシアなどアジア圏を中心に非常に多くのシェアを持っており、特に日本国内における月間アクティブユーザー数は月間9300万人以上(2022年11月現在)と、実に日本人の4分の3がLINEを使っているという計算になります。もちろん現在、日本で最も多くのユーザー数を誇るSNSです。

世代別のユーザー数では40代・50代が多く、利用率では10代・20代が非常に高くなっています。また、最も利用率の低い60代でも約80%と、全世代にわたり高い利用率を誇っているのも、他のSNSが及ばないLINEの強みといえるでしょう。

LINEの人気の理由

LINEがこれほど爆発的に普及した理由の一つは、その「カジュアルさ」にあるといわれます。メールアドレスや電話番号を知らない相手とも手軽に連絡ができ、トーク画面では普通の会話と同じような感覚で、それこそ単語や短文だけでもコミュニケーションが成り立つのはLINEならではのものです。
その背景には、個人におけるスマートフォンの保有率が非常に高くなりLINEを使えるユーザーの裾野が広がっていた点も見逃せません。

さらにLINEがコミュニケーションツールとして大きな支持を集めた理由が、「スタンプ」機能の搭載です。
定番の挨拶や言葉では伝えきれない喜怒哀楽の感情を、コミカルなイラストや絵文字、アニメ・マンガのキャラクターのアイコンなどで表現するという手法は若い世代を中心に幅広く受け入れられました。現在では無料・有料合わせて数百万種類のLINEスタンプがあるといわれています。

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LINE広告について

日本国内で圧倒的な数のユーザーに利用され続けているLINE。これをマーケティングに利用しない手はありません。そこでぜひ注目したいサービスが「LINE広告」です。

LINE広告は、LINEアプリのトーク画面やLINE関連サービスに広告を配信できる運用型広告です。自社商品・サービスの宣伝をはじめ、イベント・キャンペーンの告知や新規会員獲得など様々な目的に活用できます。
2016年に運用開始された当初は「LINE Ads Platform」という名称で、「最低出稿予算100万円」という縛りがありました。そのため「LINE広告はおカネがかかる」というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし現在はこの最低出稿予算は撤廃されており、広告主は予算規模に合った広告展開が行えるため、参入のハードルが非常に低くなっています。

また、他の運用型広告と同様にLINE広告でも、広告の成果を分析しながらより費用対効果を高められるよう配信ターゲットや入札価格、広告クリエイティブなどを改善していくというフレキシブルな運用が可能です。配信設定は専用の管理画面から手軽に行えます。

LINE広告の豊富な配信面

LINE広告は、配信面(アプリ内などで広告が表示される場所)の種類が非常に多いのも特徴です。もちろん配信面が多いほど、多様なユーザーに適したアプローチが可能です。主な配信面には次のようなものがあります。

トークリスト

トークリストとは、LINEのトーク一覧画面の最上部です。ユーザーのアクティブ性が最も高く、大量のアクセスを期待できるため大規模なプロモーションに適しています。

LINE NEWS

LINEアプリ内の「ニュース」のトップページや記事一覧などに広告を表示します。記事型LP(記事型広告)との相性が良く、また最新情報に興味を持つユーザーが集まるため即時性のある内容の広告コンテンツが向いています。

LINE VOOM

ユーザーが投稿したショート動画を楽しめるInstagramのようなプラットフォーム「LINE VOOM」に動画広告を配信できます。他の動画との親和性が高く自然に広告を入れられるのがメリットです。

LINE BLOG

LINEが提供するブログサービス「LINE BLOG」に広告を表示できます。公式サイトによると、LINE BLOGのユーザー属性は男女比率3:7、20~40代を中心とした年齢層に利用されているとのことです。

LINEポイントクラブ

サービス利用や買い物、ミッションクリアなどでLINEポイントを貯められる「LINEポイントクラブ」のページに広告を表示できます。メインユーザーの年齢層は40~50代と比較的高めです。

LINEショッピング

LINEポイントを貯められる通販サイト「LINEショッピング」のページに広告を表示できます。2021年6月時点の登録会員数は4000万人超、しかも購買意欲の高いユーザーが集まるサイトですので大きな広告効果が期待できます。

LINE広告ネットワーク

「LINE広告ネットワーク」はLINEが提携するサードパーティーのアプリに広告を配信できるアドネットワークです。LINEを利用していない人にもアプローチできるのが強みで、提携アプリ数は10000以上(2022年8月時点)。

企業がLINE広告を活用するメリット

Web運用型広告には、Google広告やYahoo!広告をはじめ様々な種類があります。またFacebokやTwitterといったLINE以外のSNSでも広告配信は可能です。では、Webマーケティングを企画している企業がLINE広告を選択する理由は何でしょうか?ここでは、LINE広告を活用するメリットについて取り上げます。

非常に多くのユーザーに配信できる

前章でも触れたように、LINEは日本国内のアクティブユーザー数9300万人という圧倒的なボリュームを誇るSNSです。LINEに広告を出すというだけで、その大多数のユーザーに対して広告を表示させられます。

この「数の力」こそが、LINE広告を用いる大きなメリット。とにかく多くのユーザーへの情報発信を狙いたい場合はLINE広告が有力な選択肢となるでしょう。またユーザーの母数が多いければ多いほど、その中からターゲット層にあたる見込み客にリーチできる可能性も高くなります。

新規ユーザーの発掘に適している

ユーザー数はもちろん、利用率においてもLINEは他のSNSと比べて突出しています。
LINE広告公式サイトによると、15~69歳を対象にしたインターネット調査でSNS利用者の83.4%がLINEを利用してるというデータがあります。Twitterが38.3%、Facebookが20.4%ですからまさに圧倒的です。他のSNS広告ではアプローチできないユーザーへの広告配信により新規ユーザーの獲得を期待できます。

また上述のようにLINE広告はトーク画面だけでなく関連する様々なサービスへの広告表示が可能です。特にLINE広告ネットワークではLINEユーザー以外の幅広いユーザーに訴求でき、これも新規ユーザーの拡大につながるでしょう。

ターゲティングの精度が高い

他の運用型広告と同様、LINE広告でもユーザー属性に応じた配信先のターゲティングを行えます。他のSNSにはない圧倒的なアクティブユーザーから得られたビッグデータをもとに、精度の高い費用対効果の優れた広告配信が可能です。

ターゲティングによる配信方法には、年齢・性別・地域・興味関心などの属性を指定して配信する「オーディエンスセグメント配信」、商品購入・サイト訪問・動画試聴などの行動データをもとにターゲティングを行う「オーディエンス配信」があり、さらに指定したオーディエンスと類似のユーザーを新たに探し出す「類似配信」も可能です。
なおLINE広告では、LINE関連サービスへの登録情報や行動履歴をもとにセグメントした「みなし属性」などをもとに、個人を特定しない形でターゲティングを行っています。

LINE広告が特に向いている業界は?

LINE広告はどんな業種・サービスにおいても広告宣伝に活用できますが、購入や登録までの検討期間が短いものほど適性が高いとされています。
LINEアプリはその性質上、長時間ずっと見続けるというよりは、隙間の時間にさっと確認・閲覧しているケースがほとんどですから、「何となく広告を見た時に、思わず衝動買いしてしまう」といった商品やサービスの方がLINE広告には向いているといえます。

特に新商品の情報が頻繁にリリースされ、LINEの利用率が高い若い世代をターゲットとしている、美容・ファッション系(化粧品、アパレル、スキンケアなど)の商材がLINE広告には相性が良いです。

法人向けLINEサービス「LINE for Business」公式サイトには様々な業種におけるLINE広告の成功事例が多数紹介されており、上述の美容・ファッション系商品の事例もあります。ぜひご参考になさってください。

事例記事一覧|LINE for Business

LINE広告のレポート機能

LINE広告が優れたポテンシャルを持つ広告媒体であるのはここまでご説明してきた通りですが、それでも「ほったらかし」で集客できるわけではありません。運用型広告で成果を出すためには、広告配信の現状を正確に把握・整理し、課題や改善点を見つけ、ブラッシュアップした広告を配信するというサイクルを継続的に回していく必要があります。

この運用成果の把握・整理のために作成するのが、広告レポートです。
LINE広告にもレポート機能が実装されており、運用中のLINE広告の実績データを任意の期間で簡単に集計・出力できます。

LINE広告レポートの出力方法

広告レポートは、LINE広告の管理画面(広告マネージャー)から出力できます。
「レポートと計測」の「パフォーマンスレポート」からレポート作成画面を開き、各項目を設定して作成します。

レポート作成時に設定する項目は次の通りです。

  • 階層(広告アカウント/キャンペーン/広告グループ/広告)
  • 集計間隔(全体/日別)
  • 集計単位(OS/地域/性別/年齢/趣味li 関心/行動/属性)
  • 集計対象(全体か配信面別)
  • ファイル形式(ExcelかCSV)

広告運用担当者はこれらの項目を設定して「日別レポート」「広告グループ別レポート」「エリア別レポート」など、用途・目的に応じたレポートデータを出力できます。
さらに出力したデータをExcel等で複層的に集計して「月別レポート」「性別・年齢別レポート」なども作成可能です。

LINE広告レポートで注目すべき数値

上記の方法で出力したLINE広告レポートでは、下表にある項目が含まれています。この他にも、カスタムコンバージョンやカスタムイベントを設定した場合は関連の項目が含まれます。

※出典:https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/other_003/

どの項目を重視するべきかは、レポートの用途や運用担当者の意図によって違ってきますが、次にあげる項目はどのようなケースにおいても重要な指標となりますので、常に注目しておくことをおすすめします。

impression(広告の表示回数)

ユーザーのLINEアプリ等に広告が表示された回数です。この数が多いほどその広告が多くの人の目に触れているということで、商品やサービスの認知向上、ブランディングを目的としている場合は特に重要な指標となります。あまりに表示回数が少ない場合はターゲティングを見直しましょう。

clicks(クリック数)/CTR(クリック率)

clicksはユーザーが広告をクリックした回数です。広告の直接的な効果を最もシンプルに示す指標といえます。
またCTRは広告の表示広告に対するクリックした回数の割合です。たとえクリック数が大きくても、クリック率が悪い場合は広告の訴求力が低い(ユーザーに興味を持たれていない)ことの表れとして広告内容を見直す必要があります。

Cost(広告費用)/CPC(1クリック当たりのコスト)

いずれも広告コストに関する指標です。
ほとんどの場合、広告運用は広告主から示された予算枠の範囲で行うことになります。担当者は予算超過していないか、逆に余らせていないか、広告費用の動きを常に管理しなければなりません。
CPCは広告の費用対効果に直結する重要な指標です。人気の高いジャンルほどCPCが高くなる傾向があり、CPCの最適化にはターゲティングが重要になります。

CV(コンバージョン)/CVR(コンバージョン率)/CPA(1コンバージョン当たりのコスト)

CVとは、広告を経由してユーザーがコンバージョン(商品購入、会員登録などの成果)に到達した回数です。このコンバージョンをいかに数多く、効率良く獲得できるかが広告運用の最重要ポイントです。
またCVR・CPAはいずれもCV獲得の効率性を示す指標で、この数値が優秀であるほど広告の費用対効果が高いといえます。1件のコンバージョンがもたらす利益を想定し、広告費をペイできているか、運用パフォーマンスをシビアに評価していきましょう。

アドレポでLINE広告レポート作成を簡単に自動化!

前章でも触れたように、LINE広告では広告運用の実績データをExcelやCSVで出力できます。しかしそれはいわば「生」のデータで、レポートの体を成したものではありません。広告主に提出したり運用に活用したりするためには、データの整理や加工、レポートフォーマット作成などの手間がかかります。
また運用担当者がLINE広告以外の媒体を併用している場合、それらの広告レポートを手動作成していては、運用担当者が本来最も時間をかけるべき運用成果の分析・考察やPDCAにかけるリソースがなくなってしまいかねません。

そこでLINE広告のレポート作成にぜひご活用いただきたいのが、広告レポート自動化ツール「アドレポ」です。
アドレポは各種広告媒体の運用データをAPI経由で自動集計し、データの蓄積・成形・考察・レポート出力まで完全自動化が可能。最大75%の工数削減効果によりWeb広告運用業務の効率化を実現します。

またAPI接続に対応している媒体は国内最大級の20社以上。未対応の媒体では手動のCSVアップロードも行えます。
アドレポはもちろんLINE広告にも対応しており、下図のような見やすく整理された広告レポートを簡単に出力できます。

さらに追加費用無しでレポートの柔軟なカスタマイズが可能。その他にも改善アドバイスを自動出力する「スマート考察」や取得データをBIツールのようにブラウザ上で可視化できる「アドレポデータポータル」など広告代理店に便利な機能が満載です。

アドレポとLINE広告の連携方法

LINE広告のビジネスアカウントをお持ちであれば、わずかの手順でアドレポをご利用いただけます。アドレポに広告アカウントを登録する手順は次の通りです。

①管理画面「広告主情報変更」の「LINE広告 広告主情報」エリアにある「アカウント追加」を押します。

②アドレポでの表示名称とLINE広告ビジネスアカウントのログイン情報を入力します。

③「広告主情報変更」ページの「LINE広告 広告主情報」からアカウント名を確認し、表示名称と広告主IDを入力して「保存」を押します。

参考:アドレポ サポートサイト「LINE広告 広告主登録方法」

以上でアカウント登録は終了です。
レポート設定作成画面から、任意のレポートタイプでレポートを作成できます。

まとめ

今回はLINE広告の仕様やメリット、広告レポートの見方などについて詳しくご説明しました。
本文中で何度も触れているように、LINE広告の最大のメリットはアクティブユーザー数の圧倒的なボリュームと利用率です。SNSという生活に密着したコミュニケーションツールにおいてこれほど多くのユーザーに訴求できる広告媒体は他にないでしょう。導入のハードルも高くないので、今までLINE広告を使ったことがないという方はぜひ本稿をご参考にお試しください。
またLINE広告運用時のレポート作成は「アドレポ」にお任せください。多彩な機能で運用担当者様をサポートし、レポーティング業務の効率化、ひいては広告運用パフォーマンスの向上に大きく貢献できるかと存じます。
ご興味のある方は、詳しい資料を無料でご用意しておりますので、ぜひこちらからダウンロードしてください。

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