業務効率化・工数削減により顧客の問題解決に向き合うためのリソースを創出。アドレポが「成功への架け橋」の一端を担う

アークワードコンサルティング株式会社様（東京都千代田区）は、お客様の業績向上に直結するWebマーケティングやWebメディア事業を展開しているWebコンサルティング会社です。「お客様の事業成功の架け橋となる」を理念に掲げ、集客から制作までワンストップのマーケティング施策によりクライアントの年間継続率95％超という顧客満足度の高いサービスを提供されています。
今回は、同社でWeb広告運用を担当されているお二人から、アドレポ導入の経緯や導入効果などについて詳しくお話をうかがいました。

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本日はよろしくお願いいたします。最初に貴社の事業内容について簡単に教えていただけますでしょうか。

加藤様 ：

弊社はWebのコンサルティング会社でございます。事業内容としては、Web広告代理業、コンサル業、アクセス解析やHP制作など、Webに関する多岐にわたる分野でお客様をご支援しております。

幅広くご支援されているのですね。具体的なご支援の内容についてお伺いできますでしょうか。

加藤様 ：

SEOや広告運用などピンポイントのご支援に加えて、漠然と抱いているお悩みを、Web全体を使って解決するという内容です。

私は広告運用がメイン業務なのですが、SEOの知識や、サイト制作のことまで幅広く知識を持っておかないといけないところが大変ですがやりがいを感じています。

ありがとうございます。お一人あたりの担当業務が幅広く、一貫してクライアント様をご支援されていらっしゃるのですね。お話を聞いているだけで、プロフェッショナルだなと感じます。

続きまして、加藤様と梅田様の業務内容、お役割に関してお教えいただけますでしょうか。

加藤様 ：

私たちは二人ともお客様や自社メディアの広告運用を担当しています。運用媒体は多岐にわたっていて、Google・Yahoo!・Microsoft・Meta・TilTok・LINE・X（旧Twitter）などを扱っています。

ただ運用して数値をご報告するのではなく、事業成長を第一に考えて全般的なコンサルティングを行っています。そのため一人が担当する案件は他の代理店様と比べて少なめかと思いますが、その分クライアント様と深くお付き合いさせていただいています。

お一人当たりどれくらいのクライアント数を持たれていらっしゃるのでしょうか。

加藤様 ：

人や状況によって違いますが、3〜4案件程度です。

ありがとうございます。お二人が追われているKPIがございましたら、差し支えなければ教えていただけますでしょうか。

加藤様 ：

一般的な広告代理店でKPIとして置くような数値としては、獲得数や獲得単価等があるかと思いますが、弊社はよりお客様の事業貢献度を高められるよう意識してKPIを設定していることが多いです。

具体的なKPIの内容について、お答えできる範囲で教えていただけますでしょうか。

加藤様 ：

お客様ごとに異なりますが、Web施策の売上貢献度(ROAS)や、ターゲット層の獲得数・率などを目標にお客様と進めさせて頂くことも多いです。

一般的なKPIですと「問い合わせに至った数や率のみ」が多いイメージですが、貴社のようにクライアント様に寄り添って目標設定されているというのは、クライアント様としても心強いと思います。

加藤様 ：

ありがとうございます。

ちなみに貴社で広告運用をされている方は、以前からWeb広告に携わっている方が多いのでしょうか？

加藤様 ：

私の場合、約2年前に未経験でこの会社へ入社し、そこから猛勉強しました。

梅田様 ：

私は、2〜3年他のWeb業界の会社で経験を積んだ上でこの会社に入社したという経歴です。どちらかというと、他の事業会社や代理店などで経験してからこの会社に来た人が多く、加藤は特殊だと思います（笑）

未経験の方でもそこまでクライアント様に合わせてご支援されているというのは、私たちも見習いたいなと思いました。

日々の進捗管理や顧客への定期報告作成にアドレポを活用し、デイリーレポート作成工数は約87％短縮！

アドレポに興味を持っていただいたきっかけやご導入前の課題についてお聞かせください。

加藤様 ：

導入以前は、案件や媒体数が多いと毎日の更新だけでもかなり時間がかかってしまっていました。それぞれの案件で各媒体毎にローデータを落として、レポートに貼ってという作業に午前いっぱいかかっている社員もいたような状況でした。レポートには日次だけでなく、週次や月次などいくつかありますが、それぞれレポーティングするたびに工数がかかっていました。

例えばCVをGA4やアドエビスなど他のツールで計測している場合は、より集計する媒体が増えるので、少しでも時間を削りたいと考えていました。さらに日中はクライアント様とのやり取りに時間をかけたいので、残業時間でレポーティング作業をしていたことも課題でしたね。

ありがとうございます。Web業界にはGA4含め様々なツールがあるということもあり、広告運用者様の業務が増えてしまうとツールを提供している我々も感じております。

続いてのご質問ですが、日々アドレポをどのように活用されているのでしょうか。

加藤様 ：

私に関しては、主にデイリーの進捗管理、週次・月次のお客様へのご報告のレポート作成に活用しています。
具体的な使用方法としては、ローデータをアドレポから出力し、そのデータを関数を組んだExcelやスプレッドシート、Looker StudioなどのBIツールに連携して反映させています。
そのほか、カスタマイズが必要ない簡単なレポーティングの場合は、アドレポのテンプレートをそのまま使っており、ほぼ工数をかけずにレポーティングしています。

梅田様 ：

私の使い方も大きくは加藤と変わらないですが、一点違いとしては、私は関数をすでに組んでフォーマット化したExcelをアドレポにアップロードしているので、アドレポからは完成されたレポートが上がってくるようにしています。用途としては加藤と同じく、デイリーの進捗管理と週次・月次の報告資料作成で使わせていただいています。

ありがとうございます。Excelやスプレッドシートの他に、Looker Studioも使われているんですね。

加藤様 ：

そうですね、アドレポ非対応媒体もあわせてレポーティングをするのに使っています。Excelやスプレッドシートでも良いですが、ビジュアライズするにはLooker Studioかな、と。

Looker StudioはSQLを書くなどハードルが高いということもあり、提供されている代理店様も多くない印象です。

加藤様 ：

さまざまな形でビジュアライズできるので、グラフ化されたデータを好まれるクライアント様には、Looker StudioのURLを共有してご確認いただくような方法で活用することもあります。その元データをアドレポから自動で手元に送信してもらっています。

元のデータをアドレポからデイリーで落としてくるというわけですね。

レポートですが、クライアント様には週次・月次で提出し、社内ではデイリーで見ていくというイメージでしょうか。

加藤様 ：

はい、それで合っています。

導入のきっかけについて、もう少しお伺いさせていただきます。毎回レポート出力や媒体のデータを集めるのに工数がかかっていたということでしたが、具体的にどれくらい時間がかかっていたか、教えていただけますでしょうか？

加藤様 ：

おそらく当時その課題を一番ダイレクトに感じていたのはデイリーの作業で、並行して行う他の作業も含めると午前の1〜2時間くらいかかっていたと思います。現在はそれが15分くらいに短縮できており、かなり助かっています。

ありがとうございます！2時間かかっていた作業が15分まで短縮できているんですね！

加藤様 ：

各媒体からデータを落とす作業が「点」になっていたということも、レポーティング作業に時間がかかっていた要因かなと思います。データを落として貼るという単純な作業の合間に、つい違うことをして時間が間延びしてしまうということが多かったです。それがアドレポを使うと、レポートを出力するだけなので間に別の作業が挟まることもなくなって、結果的にレポート作成時間が短縮されましたね。

それはよくある悩みですよね。ある作業をしている途中に別の作業を思い出してしまって、そっちに手を付けたら今度は初めにやろうと思っていたことを忘れてしまったり…非常に共感できます。

加藤様 ：

ギュッとやればもっと早く終わるとは思いますが、どうしてもそれが難しかったりしますね。

工数短縮によりブレインワークに多くの時間をかけられ、成果改善のためにやるべきこと・やれることの幅が広がる

アドレポご導入後の効果について教えていただけますでしょうか。

加藤様 ：

今申し上げた通りレポーティングの時間がかなり短縮できたことで、ブレインワークに時間を割くことができ、運用の成果が良くなっています。
また、レポーティングの作業をかなり単純化・マニュアル化できたので、案件の担当変更があった時にすぐ引き継ぎができるようになりました。
さらに、気持ちの面でも良い変化がありました。毎日毎日レポーティング作業があることで、少しストレスに感じたり「誰でもできることよりも、もっと自分しかできない仕事をやりたい」といった気持ちを抱えてしまいがちですが、そういったこともかなり減ったかなと思っています。

ありがとうございます。ブレインワークに時間を割けるようになったというお話ですが、空いた時間でどんなことを考えられるようになりましたか。

加藤様 ：

一つは今まで確認ができていなかった様々な指標を見ることができるようになりました。広告運用は確認すべき指標がたくさんあり、時間がないとキーワードの成果を確認するだけなど、一部の成果を確認して終わってしまいます。なので、ブレインワークに時間を割くことができるようになると、確認できていなかった他の指標も見ることができ、分析するための「あれも見て、これも見て」ということができるようになりました。
もう一つは競合調査など、プラスアルファの取り組みですね。時間がないと後手に回りがちな業務が毎週できるようになり、本当に助かっています。

梅田様 ：

私もまさに全く同じことを思っていました。先に言われちゃったな（笑）私は成果を改善するためにやるべきこと・やれることって無限にあると思っていますが、その中でどこまでやれるかがレポート作業の工数と関わってきます。レポート作業の工数が減ったことで、より深くまでできるようになりました。

ありがとうございます。広告代理店様は多岐に渡るお仕事があり、その中で様々な指標を見る必要があると思いますので、レポート工数削減に寄与できているのをとても嬉しく思っています。

アドレポをご利用いただいているご感想についてお伺いできますでしょうか。

加藤様 ：

アドレポ利用者からの要望を、実際に反映させてくれるというところがありがたいです。以前弊社からお伝えした強い要望を聞いて、アドレポのアップデートに取り入れてくださったことがありましたが、より使い続けたいなと感じました。

嬉しいお言葉をありがとうございます。Web広告には様々な指標がある中でお客様によって評価のされ方も違いますが、貴社のように幅広く見られているほど、ツールに対して求めるものも多くなるかと思います。今後もぜひ皆様のご意見をお聞きしながらアップデートしていきたいと思っております。

加藤様・梅田様 ：

ありがとうございます。

最後に、アドレポで今後やってみたいことやご要望・ご期待などあればぜひお伺いさせてください。

梅田様 ：

実装についての要望なのですが、Microsoft広告との連携ができるようになると嬉しいです。

申し遅れましたが、Microsoft広告については来週※実装予定でございます。大変お待たせ致しました。
※ 2023年10月23日にリリース致しました。

加藤様・梅田様 ：

ええっ！それはよかったです。めちゃくちゃうれしいです（笑）

ちょうどタイムリーにご案内ができて私も嬉しいです。ぜひご期待ください。

加藤様 ：

これはアップデートの話になるのですが、アドレポとアドエビスとの連携のハードルが少し高いなと感じています。そこがもう少し柔軟にできると大変嬉しいなという要望です！

ありがとうございます。その点は弊社としても課題ととらえております。連携方法以外でもかなりご要望を頂く部分ですので、社内にフィードバックし、アップデートしていきたいと考えております。

梅田様 ：

最後は思いつきで申し訳ないのですが、Google広告のカスタム列※をアドレポでも出力できるようになると大変嬉しいなと思います。Google側でカスタマイズして作った指標に関しては現状アドレポでは出力できないという認識でして、そこまでレポートで出せるようになると助かります。
※ Googleカスタム列：Google広告の様々な指標をカスタマイズして独自のデータ列を作成できる機能

承知いたしました。こちらにつきましても社内にフィードバックさせていただきます。本日は長時間お付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

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アークワードコンサルティング様のアドレポ活用事例について詳しく聞かせていただきました。
他のBIツールやアドエビスなど様々なツールを併用しながら、「レポート作成業務を効率化し、広告運用に向き合う時間を確保する」という理想的なアドレポ活用を実践されているのを大変嬉しく思います。梅田様の「成果改善のためにやれることは無限にある」というお言葉はとても力強く、顧客の事業成功を最重要とするコンサルティング会社ならではの気概を感じました。そのために私たちのアドレポがより貢献できるよう今後もアップデートに努めてまいります。