国内トップクラスの貿易商社でも「アドレポ」が活躍!複数ブランドのWeb広告運用・分析に必要なレポーティングを自動化し業務効率を改善
ウエニ貿易様は、アパレル・時計・コスメなど海外ブランド品の輸入・卸売事業で業界トップシェアを誇る貿易商社です。1989年の会社設立以来、欧米のブランドホルダーや国内の小売業者と強固なパートナーシップを築かれており、国内の卸先は10,000店舗を超えています。さらにその実績を礎に、小売・EC事業やオリジナルブランドの展開など、独自の価値を追求した事業を推し進めておられます。
今回は同社でWeb広告やSNS広告の運用を担当されている黒河様に、アドレポをご利用いただくまでの経緯や導入効果などについて詳しくお話を伺いました。
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本日はお忙しい中ありがとうございます。最初に、簡単に貴社の事業内容やサービスについて教えていただけますでしょうか。
- 黒河様 :
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弊社の主な事業内容は輸入卸事業です。海外からハイブランドのアパレルや時計といった商品を輸入してきて、国内の百貨店など1万店舗以上ある卸先へ販売しています。他にはプライベートブランドの自社開発や販売も行っています。
社内には大きく3つの事業部があり、一つ目はHealth&Beauty事業部といって香水などを中心にフレグランス系の商材を取り扱っています。二つ目は時計事業部で、海外から時計ブランドの「TIMEX」などを仕入れて卸先に販売しています。もう一つは私がいる事業部ですが、Fashion&Lifestyle事業部といって、服飾、特にメンズのカバンなどを中心に取り扱っています。さらに事業部それぞれでプライベートブランド事業も行っています。
私のいる事業部に関して言うと、特に「PELLE MORBIDA」というブランドが有名です。銀座に本店があり、有名な百貨店でもお取り扱いいただいています。
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様々な事業を展開されているとお見受けしておりますが、その中で黒河様のご担当領域についてお教えいただけますでしょうか。
- 黒河様 :
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私の業務内容は幅広く、一つは自社サイトの広告運用です。もともとWeb広告代理店にいたので、そちらの業務をメインとしています。それ以外だと最近では、長期インターンの採用・教育や自社ECの運営、SNSの運用も行っています。SNSの運用は、Instagramの企画を考えて実際に撮影し、文章作成や投稿、インフルエンサーのピックアップやギフティングに関するやり取りなども行っています。
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ありがとうございます!お聞きしているだけで、かなり幅広い業務量を担われているのが分かります。インターンの教育・採用まで行われているのですね!
- 黒河様 :
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僕もびっくりしています。まだ入社して3ヶ月目なのに、こんなところまで任せてもらえるとは思っていなかったです。
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業務の中でKPIや目標設定はどのようにされていますか?
- 黒河様 :
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業務内容によって異なるのですが、一つは広告経由の売上です。先ほどお話した「PELLE MORBIDA」に関してだと、割と規模が大きなブランドなので、自分がブランド全体の売上に与えられる影響は小さくなります。そのため、私の手の届く範囲にある「広告経由の売上」をKPIとしています。他にも自社ECの売上や、広告以外にもSNSからの成果なども見ています。また長期インターンの定着・成長という部分に関しては、元々の計画に対しての進捗をKPIとして置いています。
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ありがとうございます。広告経由の売上を見られているとのことですが、WebサイトですとCV数を重視されているのでしょうか。
- 黒河様 :
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おっしゃる通りです。平均購入単価を上げる施策としてのCRM施策ももちろん行っていますが、まずは商品を購入してくださる方を増やすことに注力して取り組むべきと考え、CV数を重視した運用を行っています。
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Web広告ではリスティング、SNS広告などがありますが、どのような媒体が多いですか?
- 黒河様 :
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一番はGoogleショッピング広告です。データフィードを用いた広告がアパレルに関しては一番相性がいいので、Google広告に注力しています。あとはSNS、Facebookを中心に広告配信を行っています。これはどのブランドも共通しています。
さらに指名検索は外せないので、指名検索でのリスティングだけは薄く行っています。ブランドによっては販路の新規開拓をどんどん行っていきたいので、そのためにAmazon広告や楽天広告を配信しようという話題も出ています。
操作感の良さがアドレポ導入の決め手に
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続いてアドレポの話に移らせていただきます。黒河様は前職でWebマーケティングにも携わられていたということで、さまざまなツールをご存じかと思います。そんな中、貴社にアドレポを導入しようと思っていただけたきっかけや背景について教えていただけますでしょうか。
- 黒河様 :
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きっかけとしては、以前の職場でアドレポを使っていたことが挙げられます。私自身が設定に携わっていたわけではないのですが、会社として「他社ツールからアドレポに切り替わりますよ」という話がありました。そこで存在自体は知っていたという感じです。何となく「レポーティングといえばアドレポかな」という印象がありました。
そういう印象に加えて現在の職場でもレポートツールを導入しようとした際、改めてアドレポと他ツールを比較してみると、UI等が分かりやすいなと思ったことが導入の背景になります。
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ご評価いただきありがとうございます。ウエニ貿易様ではアドレポご導入までレポートツールを使われていなかったのですね。
- 黒河様 :
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そうです。理由としては、広告運用を代理店に任せていたからということになります。しかし私が入社してインハウス運用になったので、レポーティングも必要になったという流れです。
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黒河様はアドレポを日々どのような形で活用されていらっしゃいますか。
- 黒河様 :
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活用の仕方としては、配信実績のレポートをCSVに落としてきて、それを関数が入力されてあるスプレッドシートに読み込ませ、日別・週別・月別で見られるようにして活用しています。アドレポを経由して作成したレポートを見れば、全広告の実績が分かる状況にしているという使い方です。
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ありがとうございます。代理店におられた頃と現在で、レポートの見方が変わるようなところはありますか?
- 黒河様 :
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今も自分自身が運用者なのでレポートの見方は特に変わりなく、配信実績を見て「なんでここだけ急に売上が落ちたのか」や「なぜ配信がされていないのだろう」のような異常が検知できるような見方をしています。
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週別・日別と頻繁にアドレポを利用されているかと思いますが、社内でアドレポは黒河様お一人で使われていらっしゃいますか。
- 黒河様 :
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はい、僕一人ですね。
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そうなるとどうしても、黒河様に業務が集中し、レポーティングの工数が多くなりそうですね。
- 黒河様 :
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そうですね。1ブランドだけならいいのですが、結局広告配信しなければいけないブランドが4つ以上になるので、1個1個管理画面を見たりレポートを作ったりするのは大変です。なので、アドレポでまとめてデータを取りに行って自動で作成されたシートを見るだけで良いというのはかなり楽ですね。
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ありがとうございます。ブランドごとに広告配信を分けているというお話ですがキャンペーンもしくはアカウントどちらで分けていらっしゃいますか。
- 黒河様 :
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アカウントで分けていますね。
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そうすると、1つのブランドに対して1つのリスティング、1つのSNSアカウントという感じですね。ちなみに前職では、アドレポはどのように使われていたかご存知でしょうか。
- 黒河様 :
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前職では会社の体制として、アドレポ専任の技術担当の方がいました。その人に「こういうレポートが欲しい」と伝えて作ってもらうような使い方をしていました。
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それでいうと、アドレポをご自身で触られるようになってから使いこなせるようになるまで、操作感についてはどのようなご感想をお持ちですか?
- 黒河様 :
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導入の背景でもお話ししたように、操作性の部分で「簡単そうだな」と思ったのはその通りだったという印象ですね。違和感や複雑な部分はなかったと思います。
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それはとても嬉しいです!アドレポのサポート体制についてはいかがでしょうか。
- 黒河様 :
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返信が早いですね。打合せの中でも質問がしやすく、安心できるなと思いました。
アドレポがない状態というのは、今は考えられない
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アドレポをご利用いただいている理由の一つに「工数削減」があると思います。黒河様は入社後すぐアドレポをご利用されているのでご回答が難しいかもしれませんが、もしアドレポを使っていなかった場合、レポーティングの工数はどれくらいかかっていたか、肌感覚で構わないのでお聞かせいただけますでしょうか。
- 黒河様 :
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もし使っていなかったらどうだったかというと、2つあると思っています。
まずデータを見るのが面倒くさくなって、ざっくり成果だけ把握して問題があれば見る、という感じでデータチェックの粒度が粗くなる気がします。忙しさを言い訳にできますので。もう1つは、今よりもっとレポートを作るスピードが遅くなる気がするので、残業も増えそうだなと。だから、アドレポがない状態というのは今は考えられないですね。
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ありがとうございます。アドレポを使うことにより、レポーティング業務で削減できているリソースはどんな時間に充てているかを具体的に教えて頂けますでしょうか。
- 黒河様 :
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例えば今のインターンの教育では、じっくり成長のロードマップを考えて「お互い寄り添ってwin-winになるためには、どういう教育体制をとるべきか」といったところを徹底的に考えられています。また複数の広告媒体の運用管理も工数削減できていないと無理なことなので、レポーティングという絶対やらなきゃいけない業務をうまくシンプルに行えているからだと思っています。
あとは、インプットの時間に充てられています。これまでSNSの運用を本格的に行ったことがなかったのですが、新しい取り組みに挑戦する時間が確保できたことで、現在はディレクションを任されるようになりました。
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今後アドレポでどんな媒体が使えると嬉しいなどのご要望はありますか?
- 黒河様 :
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Amazonが使えると嬉しいです。Googleである程度の拡大はできると思うのですが、Amazonや楽天を使っている事業主が多いのではないかと思います。
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ありがとうございます。最後のご質問になりますが、黒河様はアドレポを使いこなしていただくのがすごく早かったと思いますが、使いこなすためのポイントはございますか?また、使いこなすためにどのようなサポートがあるとよいでしょうか。
- 黒河様 :
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おそらく日本ではあまり使われていない、アドレポと似たようなBIツールがあるのですが、私はそれを新卒から2年くらい使っていたので「こうすれば、こういう情報が取れる」といった勘所があったのが一番大きいと思います。
必要なサポートとしては、レポートで必要な情報や数値を、管理画面上でどう操作すれば出せるのか、といったものがイメージできる動画があると、それをなぞるだけで良いのでハードルが低くなると思います。自分で作ってみてようやく分かるというのではなく、すでに分かっていることを自分でやってみて確認する、というくらいだと良いと思います。
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貴重なご意見ありがとうございます!私たちも参考にして、皆様のアドレポ導入をサポートさせて頂きます。
ウエニ貿易様のアドレポご利用事例について詳しく聞かせていただきました。
ご担当の黒河様は、広告運用から社員教育まで幅広い業務を担当されている中、アドレポの導入が業務効率化につながっているとお話しくださいました。ぜひ今後ともご活用いただき、業務改善にお役立ていただければと思います。さらにアドレポのレポートデータが広告運用のPDCAやパフォーマンス向上、ひいては同社の売上アップに貢献できれば幸いです。