資料請求

運用型広告のPDCAスピードを7分の1に短縮!クリエイティブの設計・制作・管理方法を大公開

この記事をシェアする

2022年6月8日(水)、株式会社イルグルムはアライドアーキテクツ株式会社との共催で、Zoomウェビナー「運用型広告のPDCAスピードを7分の1に短縮!クリエイティブの設計・制作・管理方法を大公開」を開催いたしました。
アライドアーキテクツ株式会社は、動画制作ツール「LetroStudio」を開発販売している企業です。

当ウェビナーは、主にWeb広告運用やクリエイティブ制作のリソース不足・属人化が課題となっている方を対象としたものです。
イルグルムからはエージェンシーDX事業部・馬場が「広告レポート業務の効率化」をテーマにスピーチを行いました。馬場は年間200社以上の広告代理店と面談を実施しており、その経験をもとに語られた内容に参加者から多くの反響がありました。

ウェビナーの模様は、こちらのYouTube動画からご覧いただけます。

登壇資料のダウンロードも可能ですので、ご希望の方は、以下のフォームにメールアドレスを入力してお送りください。

登壇資料を無料でお送りします

ご入力いただいた方は「個人情報の取り扱いについて」に同意したものとみなします

ここからは、ウェビナーの中で発表された内容を、順を追って振り返っていきます。

今の広告業界について~業務効率化が求められる背景~

はじめに、取扱額約2兆4千億円という巨大マーケットに成長したWeb広告市場の概況と、その一方で業界特有の課題として、広告代理店における従業員の残業時間が非常に多くなっている傾向について説明がありました。

「広告代理店業は手数料ビジネスであり、案件ごとの手数料で売上が成り立つ構造です。売上を伸ばそうとすると、案件をより多く獲得してこなければならず、結果どうしても人の作業工数が増えていく労働集約型のビジネスモデルに陥りやすいというのが(残業過多の)原因だと捉えています」

続いて、イルグルムがWebマーケティングに携わるマネージャー層331名を対象に実施したアンケートデータを公開。集計結果からは次のような傾向が見られました。

  • データ集計やレポーティング業務にかける平均作業時間として妥当と考えるのは、1日あたり「1時間未満」とする回答が約3分の1を占め、さらに「2時間未満」だと72.7%にのぼる。
  • 部下からの進捗報告を受ける頻度として希望するのは、「週1~2回」から「毎日」で72.2%を占める。

「(マネージャー層は)高頻度で報告を求めながら、その作業は一定量に抑えてほしい、というのがアンケートの結果から見えていると思います」
業務効率化を求める現場の声をこのようにまとめて、次のセクションへと続きます。

広告レポート業務効率化の方法

次にレポーティング業務の効率化に課題があり解決策を探っている企業向けに、業務効率化の5つの手法について具体的な説明がありました。
「私が年間200社以上の代理店様と面談させていただいた結果、だいたいこの5つに分類されるというものをご紹介します。どれが正解か不正解かでなく、企業様のフェーズや状況にあわせて最適なもの選んでいただく必要があります」

① 手動

「ExcelやGoogleスプレッドシートで広告レポートを手動作成するという、多くの代理店様で採用されている方法です。おのずと内容を考察しながらデータを扱うことになるため、考察の精度が上がるメリットもあります。
Googleの無料ツールが非常に便利で、媒体のプラットフォームからGooogle App Scriptでデータを取得し、スプレッドシートに自動で転記してGoogleデータポータルで表示させるといった形で活用して業務効率化できます。ただしGoogle以外の媒体(Yahoo、Facebook等)の広告データの集約・連携には工夫が必要です」

② ヒトの採用・外注

「この方法のメリットは、自社で経験のない広告運用にも対応できることや、良い人材を確保・育成できれば営業など他業務にも相乗効果が見込める点です。採用コストがかかる点と、現在はデジタルマーケティングの人材が結構枯渇しており、経験者の採用が難しいのがネックです。
また、外注に頼ると自社内にスキルやノウハウが蓄積されません。これを理由に外注やめたという代理店様もあります」

③ RPA

「RPAは、管理画面上の操作を記憶させてデータを引っ張るという手法が基本ですので、広告媒体以外にも、自社サーバーのデータやカートシステムのデータなどをマージしてレポート作成している場合は特に向いています。
またレポート作成以外にも、例えばクライアントの競合情報を定期的にWeb上で検索して報告するといった単純作業も自動化できます」

④ 自社開発

「レポーティングのシステムを自社開発するメリットは、何といっても柔軟性が高い点。広告データ以外をマージさせたり、自社の自由に設計できます。社内にエンジニアがいればツールの月額費用など固定費もかかりません。
一方でシステム開発には費用や時間がかかります。またシステムを作って終わりではなく日々運用の必要があり、メンテナンス工数も考えておかねばなりません」

⑤ レポートツール

「どのツールを入れるかにもよりますが、比較的安価に導入可能です。取り扱いに難しいスキルは必要なく、広告運用に特化したレポートテンプレートや予算管理機能など、広告運用向けの様々な機能が盛り込まれています。
基本サブスクリプション型になるため、毎月費用が発生します。また導入時に相応の初期設定が必要です」

レポートツール導入の目安

広告代理店様がレポーティング業務においてどんなお悩みからレポートツール導入を考えだしたか、そのきっかけについて話がありました。

「最もよく聞かれた声は『案件が増えて回らなくなってきた』というもの。他には『外注していた広告運用を自社で巻き取ったが、レポートフォーマットが自社にない』『前任の担当者が退職した』『今導入しているツールの機能を使いこなせていない』などの声がありました」

またこうした悩みを持たれる代理店様の約60%が手動で広告レポート作成を行っており、労働型集約ビジネスの広告代理店ではいまだ人力に頼る部分が非常に多い実態を指摘。
さらに、演者自身が数多くの代理店様と面談を重ねてきた実績をもとに、どういった条件でレポートツールを導入すれば良いかという3つの「目安」について、前述のマネージャー層向けアンケート結果も交えながら説明がありました。

「これらはあくまで目安ですので、例えばお一人の業務負担が大きい個人事業主の方だと目安に満たなくても導入をおすすめすることがあります。他にも高頻度で報告が必要なクライアントがいる場合や、利用中のツールに明確な課題がある場合もご検討のタイミングとなります。
なお一般的に、レポートツールの導入費用の目安は広告費の0.5~1%。月額広告費が500万円の企業なら2.5~5万円はレポートツールにかけても採算が合うというイメージです」

レポートツール「アドレポ」導入事例

最終セクションでは、イルグルムが提供するレポートツール「アドレポ」を導入いただいた企業3社の業務改善事例について説明がありました。

キーワードマーケティング

アドレポで媒体データをスプレッドシートに自動抽出し、さらにマクロやプログラムを組んで広告以外のデータをシート上にマージしてクライアントや社内の関係者に提供。ルーチン作業の工数をツール導入前の約40%にまで削減。
事例を詳しくみる

アンダス

Excelでのレポート出力を行っていたが、レポート作成や入稿調整作業、印刷などの作業に1日のかなりの時間を割かれていた。アドレポ導入後は作成業務がわずか1時間に短縮。定常的なクライアント対応が可能となり担当案件数は3倍に増加。
事例を詳しくみる

IDOM

広告主様の事例。運用を委託している広告代理店からデータを入手し自社で加工・分析していたが、意図しないデータが来るなどのコミュニケーションコストが発生し、必要な情報を揃えるのに1~2ヶ月要していた。アドレポ導入により、BigQuery連携機能で必要なデータを即座に入手でき分析業務を効率化。
事例を詳しくみる

「今回の話をお聴きになられて、少しでも広告レポートの効率化や、自社ではどう運用されているのかについて振り返ったり疑問を持ったりする機会になれば幸いです」

質疑応答

ウェビナー終了後、参加者から寄せられた質問に対する質疑応答が行われました。
その中からレポートツールや「アドレポ」に関するものを抜粋してQ&A形式でご紹介します。

Q :
スプレッドシートでレポート作成していますが、案件が増えた時の対応が難しいです。他社様は何案件以上で切り替えを検討されることが多いですか?

A :
目安としては、1人5案件を越えてくると検討されるイメージです。ただ、ある程度金額の規模があって日次で頻繁に報告を求められるようなケースだと、1案件でもツールを入れていただく場合もあります。

Q :
アドレポの初期設定はどれくらい時間がかかりますか?また導入を決めた場合のスケジュール感を知りたいです。

A :
API接続はすぐ終わりますので、定型のテンプレートでレポート出力するだけなら1時間もかかりません。
導入期間については、テンプレートのカスタマイズの程度にもよりますが、様々な作業をしながら進めることになるので少なくとも2週間から1ヶ月程度は見ていただいています。

Q :
アドレポはクリエイティブを自動出力できるという認識で良いですか?

A :
その通りです。動画のサムネイルも含めて出力が可能です。

Q :
お話にあった「レポートツール導入のタイミング」に至っていない場合、Excelなどで手動作成のほうが良い理由は?

A :
案件が少なかったり工数に強い課題感がないうちは、ツールの費用が過大になってしまい、手動のほうが採算がとれるケースが多いと思います。
まずは今、レポーティングにどれくらい工数と時給をかけているかが、採算性をはかる一つの目安になるでしょう。一般的な広告運用者の平均年収から時給換算すると4千円程度の試算となります。
もちろん人件費以外の副次的な効果(ミスを無くせる、時間を他の業務にあてられるなど)も考慮する必要はあります。

Q :
アドレポの紹介に「レポート提出まで一気通貫」とありましたが、レポートが作られたタイミングでメールか何かで送られるのでしょうか。

A :
アドレポにはメール自動送信機能がありますので、Excelファイルが添付されたメールを毎朝送れます。またスプレッドシートならクライアント様とURLを共有していればアドレポがなくても最新の状態を見られます

Q :
他社製品とアドレポの違いは何ですか?

A :
レポートツールにも色々ありますが、運用や入稿もできてさらにレポート作成もできます、といった製品はカバーできる業務領域が広いぶん料金は上がります。
一方、アドレポは本当にレポート作成機能だけにセグメントしているので、「とにかくレポート出せればいい」というお客様には合っていると思います。
またテンプレートのカスタマイズ性やリテラシーの低い人も使いやすいUIもアドレポの特徴です。


まとめ

今回のオンラインセミナーは多数の方々にご視聴いただくと共に、終了後には参加者の皆様から予想以上の多くの質問が寄せられました。「レポーティング業務の効率化」という課題にお悩みの代理店様がいかに多いかを知らされると共に、こうした問題解決のお役に立ちたいとの思いを新たにさせられました。
今後ともより良いソリューションをご提供できるよう「アドレポ」の改善と情報発信に努めてまいります。

登壇資料のダウンロードも可能ですので、ご希望の方は、以下のフォームにメールアドレスを入力してお送りください。

登壇資料を無料でお送りします

ご入力いただいた方は「個人情報の取り扱いについて」に同意したものとみなします

この記事をシェアする

関連する記事

お役立ち資料

広告運用業務の効率化にお役立て
いただける情報がダウンロードできます。

資料一覧をみる