【プロが厳選】広告レポート作成にも生かせる!Web広告運用者が使うべきGoogle無料ツール12選
この記事をシェアする
Web広告運用でコンスタントに成果を出すには、ただ漠然と広告を配信するだけでなく、運用の質を高める努力が必要です。定期的な広告レポートの作成や報告はもちろん、運用成果の多角的な分析、広告戦略を練る上で欠かせない競合他社の調査…。運用担当者の皆様は様々なタスクを抱えて苦心されていると思います。
こうした作業をサポートするITツールは世に多数ありますが、中でもGoogleが提供しているツールやアプリケーションは非常に優秀で、かつ大部分が無料で使えます。これを活用しない手はありません。
今回は、年間200社以上の広告代理店と面談を行っている弊社スタッフが厳選した「Web広告運用者ならゼッタイ使いたいGoogleツール」をまとめてご紹介します。使ったことのない方も、すでに導入している方も、ぜひご参考になさってください!
今すぐ使える無料レポートテンプレート
ご入力いただいた方は「個人情報の取り扱いについて」に同意したものとみなします
目次
無料でも高機能!Googleが提供する無料ツール
Googleといえば、世界一のWeb検索エンジンを提供しているIT企業として知らない人はほとんどいないでしょう。一方でGoogleは、検索エンジン以外にも様々なWebサービスやツールを開発・提供しています。
GMail、Chrome、YouTube、Googleマップなどは、インターネットが身近になった私たちの日常生活において、すでに無くてはならない身近な存在といえるものです。
こうした一般ユーザー向けの機能だけでなく、ビジネスユースやデベロッパー向けのツールも含めると、実に100以上のプロダクトを公開しており、しかも基本的に無料で利用できます。一般にはあまり広く知られていない、便利で高機能なツールもたくさんあります。
言うまでもなくGoogleは営利企業であり、収益の大半を広告収入で得ています。Googleのサービスの利用者が増えるほど収益構造が拡大していくのは理解できますが、それにしても、これだけ数多くの優良なサービスを無料で提供・アップデートし続けていることに改めて驚かされます。
「アドレポ」のレポートテンプレートは、無料でダウンロードしてご利用いただけます
⇒Excelファイルでダウンロードする
広告運用者が今すぐ使うべきGoogle無料ツールはこれだ!
さて、広告代理店の業務はご存じの通り、非常に多岐にわたります。運用担当者の皆様は日々、どうすれば少しでも業務効率化し、マルチタスクを解消できるかにお悩みではないでしょうか。
当社では広告レポート自動化ツール「アドレポ」を開発・販売している関係から、広告代理店の皆様との接点は多く、広告運用の現場でのお悩みやご苦労について直接お話をうかがう機会も少なくありません。
そこで、冒頭でも触れましたが、年間200社以上の広告代理店と面談を行いWeb広告運用の実情を熟知した弊社スタッフが、現場の声や自らの経験則をもとに、数あるGoogleツールの中から運用担当者に特におすすめの12点を厳選しました。ここからは、それらの機能やメリットをご紹介していきたいと思います。
レポート・分析
Web広告の運用改善には、継続的な運用データの分析とPDCAサイクルが重要です。そしてデータ分析を行うためには、様々な角度から運用成果の数値を俯瞰できる「広告レポート」が欠かせません。
運用型広告のレポーティングやデータ分析・解析を行う上で便利なGoogleツールをご紹介します。
※広告レポートの必要性やデータ分析のポイントについてはこちらのコラムで詳しく取り上げています。
① Googleデータポータル
Googleデータポータルは、無料で利用できる完全クラウドベースのBIツールです。
※BIツール:様々なビッグデータを集計・統合して可視化や分析を行えるツールの総称
Googleの安定したクラウド環境を土台に、多種多様なデータソースへの接続、豊富なビジュアライズ機能、レポートの共有や共同編集などの多彩な機能を備えています。
またBIツールとしては比較的シンプルな構成で、初心者でも直観的に操作しやすいのも特徴です。
なお、Googleデータポータルは2022年10月11日より「Looker Studio」という新しいプラットフォームになりました(従来のデータポータルと同じ機能を利用できます)が、ここでは従来の名称を用いています。
Web広告運用においては、複数の広告媒体・アカウントをまたいだレポーティング、広告媒体以外のデータソースの利用など、媒体標準のレポート機能では対応できない多面的な広告レポート作成や粒度の細かいデータ分析に活用できます。
Google広告やBigQueryなどGoogle関連サービスとの連携性が高いのもメリットで、Google広告をメインで運用している方にはより便利です。
Googleデータポータルについては、こちらのコラムもご参考になさってください。
② Google BigQuery
Google BigQueryは、Google Cloudプラットフォームが提供するデータウェアハウスです。
※データウェアハウス:複数のシステムから収集した多様なビッグデータを時系列で保管・処理できるデータベースの総称
数十億行のビッグデータを数秒~数十秒という超高速で処理できるパフォーマンスの高さに加え、サーバーやインスタンスが必要なくDB開発の知識がなくても比較的容易に利用できるのが特徴です。各種BIツールやGoogleプロダクトとの相性が良いのもメリット。
なおBigQueryの利用には、ストレージ容量とSQLクエリの実行サイズに応じて費用が発生します。
Web広告運用においては、Googleデータポータルとの連携性を活かして、BigQueryに収集した多種多様な広告関連データをデータポータルで描写化する方法があります。またGoogleアナリティクス4(GA4)やGoogleスプレッドシートとBigQueryとの直接連携も可能ですので、広告運用とアクセス解析との関連性をリアルタイムに把握することもできます。
なお、BigQueryに保存したデータを目的に応じて処理・解析を行うためには、SQLをある程度使いこなせるスキルが必要です。社内に適した人材がいない場合は知見のある外部業者に委託するのも良いでしょう。
③ Google Apps Script
Google Apps Script(GAS)は、Googleが開発・提供する、JavaScriptをベースに作られたプログラミング言語です。
GmailやGoogleマップ、スプレッドシートなどGoogleが提供する各種サービスの自動化や拡張・連携を行えます。例えば「Gmailでメールの自動送信」「Googleカレンダーの予定を自動編集する」といった具合です。SlackやChatworkなど連携可能な外部サービスもあります。
GASはWebブラウザベースで動作するため他のプログラミングのように開発環境をインストールする必要がなく、また基本的に無料で利用できます。
さらにマクロ機能も備えており、簡単な処理の自動化であればプログラミングの知識がなくても実装可能です。
Web広告運用においては、手動や外部ツールを用いてスプレッドシート上に集計した広告媒体の運用データをオリジナルの関数で自動計算させたり、定期的なレポート作成のたびに行う単純作業(スプレッドシートの編集や複製など)を自動化させるなどの活用方法があります。
JavaScriptのプログラミング知識があればかなり自由に使えるので、アイデア次第で様々な業務効率化を行えるでしょう。
調査
Web広告の運用にあたり、マーケティング戦略を立てることは珍しくありません。Web広告はあくまでネット上の集客の一手段であり、その前段には、どのターゲット層にどうアプローチすれば良いかを戦略的に考えるというプロセスがあるからです。
そしてマーケティングといえば市場調査。現在の市場を数値やデータで把握し、どうすれば商品やサービスが売れるかの戦略を練るための情報源とします。また市場調査とあわせて、競合・ライバル企業のリサーチも重要です。
ここでは、インターネット上での市場調査・競合調査に役立つGoogleツールをご紹介します。
④ Googleトレンド
Googleトレンドは、あるキーワードのWeb検索回数の推移が分かるツールです。
任意のキーワードと計測期間と設定すると、その期間中の検索ボリューム(最高値を100とした相対値)の推移がグラフで表示されます。検索回数の計測期間は、過去1時間~5年間まで設定でき、開始日・終了日の指定も可能です。
全世界でGoogle検索されている回数は、1日あたり実に55億回!(2016年のデータ)Googleトレンドはこの膨大な検索データベースを参照しており、非常に信頼性の高い調査結果を得られます。すべての機能を無料で利用でき、Google提供のサービスですがGoogleアカウントの登録も不要です。
検索キーワードには、毎年決まった時期に注目される季節性の強いもの、突発的なニュースや事件で注目度が急上昇するもの、1年~数年の長いスパンでじっくり知名度が広がるものなど様々です。そうしたトレンドの動向を調査・把握することで、Web広告、特に検索連動型広告のキーワード選定には非常に役立ちます。
またクライアントに広告戦略を新たに提案する際も、ビジネスで鍵となるキーワードが世の中から注目される時期や注目の度合いを知っておけば、提案内容により厚みが生まれるでしょう。
⑤ Googleフォーム
Googleフォームは、アンケートフォームやお問い合わせフォームなどのフォームを作成するツールです。こちらも基本無料で利用できます。
Googleフォームの最も大きなメリットは、誰でも簡単にフォームを作れる点です。通常Webサイトにフォームを作る時は、専用のPHPやCGIを導入したり、Wordpressサイトなら「contactform7」などのプラグインを用いたりするため相応の知識が必要になります。その点Googleフォームは、ブラウザ上でフォームに入れたい項目を選択していくだけ。実際に作ってみれば、その簡単さがよく分かると思います。また、よく使われるフォームのテンプレートも用意されています。
GoogleフォームをWeb広告運用そのものに利用するケースは多くありませんが、広告運用の前段で顧客にアンケート調査を行う場合や、広告のランディングページとしてメールフォームを設けたい場合などは大いに活用できます。
またフォームに送信された回答は自動的に集計されるため、そのデータを広告レポートとあわせて報告することも可能です。
⑥ Googleアラート
Googleアラートは、特定のキーワードに関するWeb上の情報について通知してくれるサービスです。
任意のキーワードをGoogleアラートに登録しておくと、そのキーワードが含まれる情報・コンテンツがWeb上に公開されると同時にメール(Gmailアドレス)またはRSSフィードで通知してくれます。アラートの頻度やソースの種類も選択可能です。
例えば「Web広告」というキーワードを登録しておけば、ネット上で日々更新されるWeb広告に関する情報を、自動的にリアルタイムで受信できるのです。わざわざ手動でWeb検索やメディアのチェックを行わなくても最新情報を漏らさずキャッチできますので、上手に活用すれば情報収集の労力を大幅に削減できるでしょう。
Googleアラートも前述の2ツールと同様、広告運用やレポーティングに用いるというよりは、広告運用の戦略面を練るための市場調査・情報収集のツールとして便利に使えるものです。特定のキーワードにまつわる情報収集を効率的に行えるという点では、Googleトレンドと似た性質を持ったツールといえるでしょう。
販売・PRしたい商品やサービスに関連性の高いキーワードをGoogleアラートに登録しておき、市場や競合に関する最新情報を十分に収集した上で「どうやって売るか」「どんな広告を打つか」といった戦略を考える必要があります。
Webサイト
Web広告を出稿する目的は、基本的にはリンク先ページへの集客です。高いCTRでクリックを集められれば、その広告運用は一応成功と言えるでしょう。しかしマーケティング全体で考えると、ただサイトアクセスを増やすだけは成功とはいえず、そこから目標に見合ったCV獲得につなげねばなりません。そしてCVRを高めるためには、広告内容はもちろんWebサイトの品質も非常に重要です。Webマーケティングにおいて、広告とWebサイトは車の両輪といえるでしょう。
ここでご紹介するGogleツールは、いずれもWebサイトのアクセス分析やPDCAに役立つものです。
⑦ Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のWebサイトアクセス解析ツールです。
Webサイトを訪問したユーザーの属性、訪問したページ、閲覧回数、直帰率やサイト滞在時間、CV達成率、広告効果など多種多様なアクセスデータを収集・分析できます。Webマーケッターやサイト制作者にとっては必須と言って良い、非常に優秀なツールです。
非常に多くの情報を扱える一方、ツールを使いこなすにはある程度の知識や慣れが必要です。Googleアナリティクスの設定・操作方法やデータ分析の仕方に関する情報はWeb情報にあふれていますので、困ったことがあれば検索してみましょう。
なお、2020年10月には新しいバージョンのGA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)がリリースされ、今後はGA4によるサイト分析が主流になってゆくと思われます。
※GA4については、こちらのコラムもご参考になさってください。
Web広告運用者がGoogleアナリティクスを利用する際にぜひやっておきたいのは、Google広告との連携設定です。両者のアカウント情報を紐づけてGoogle広告の運用成果をアナリティクスの管理画面に表示させ、相互の関連性を分析・レポートすることもできます。
また、広告のランディングページ上でのユーザー動向を把握できれば、より望ましいユーザーを導くべく、広告戦略のブラッシュアップにもつながるでしょう。
⑧ Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Google検索におけるサイトのパフォーマンスを分析できるツールです。
特定のサイトについて、Google検索での表示回数や平均掲載順位、検索結果のクリック数・クリック率、検索クエリなどを調べられます。調査期間のカスタマイズも可能です。
また、サイト内ページのGoogleインデックスへの登録状況やページエクスペリエンス(検索ユーザーが感じるページの利便性)も確認できます。
GoogleのWebサイト分析ツールとしては前述の「Googleアナリティクス」が代表的ですが、アナリティクスは主に「サイト流入後のユーザー動向」の分析に用いるのに対し、サーチコンソールの分析対象は「サイト流入前の検索パフォーマンス」という違いがあります。特にアナリティクスでは、検索エンジンからの流入数は計測できますが、どのキーワードで検索されたかはサーチコンソールでしか分かりません。
Web広告運用においては、特に検索連動型広告の運用方針を検討する上で活用できます。例えば、サーチコンソールで主要キーワードの検索パフォーマンスを調査し、Web検索から十分な集客が期待できる場合は広告出稿を抑え、逆に検索からの集客が難しそうなキーワードについてはWeb広告に力を入れる、といった具合です。
また、サーチコンソールから得られた検索クエリの中に、広告に登録していないトランザクショナルクエリ(Web上で何らかのアクションを示唆するクエリ)を発見できる可能性もあります。
⑨ Googleオプティマイズ
Googleオプティマイズは、Googleが提供する無料A/Bテストツールです。
A/BテストとはWebサイトやランディングページの一部要素が異なる複数パターンを同時運用してパフォーマンスを比較検証する試験方法ですが、これを実施するには、比較のための各パターン制作やサイトへの実装が必要で、相応の工数やコストがかかります。
Googleオプティマイズは基本無料で利用できる上、ビジュアルエディターを用いてブラウザ上でテキストや画像の別パターン設定などが簡単に行えます。
またA/Bテストの結果は自動集計され、Googleオプティマイズの管理画面で確認できます。各パターンのセッション数・CV数などが一覧表示されるので比較も簡単です。
なおA/Bテストの他にも、個別のWebページ全体をパターンとして比較検証する「リダイレクトテスト」、複数の要素を持つパターンについて最良の組み合わせを検証する「多変量テスト」が行えます。
Web広告運用でGoogleオプティマイズでのA/Bテストを行う場合は、まず特定のキャンペーンや広告グループでLPのA/Bテストを行い、良い結果が得られたら他のキャンペーン等のLPにも適用するといった運用ができます。
なお、広告から誘導したLPでA/Bテストを行う場合は、その広告の内容やターゲットの設定に留意しましょう。A/Bテストは、比較検討を行う要素以外の部分は同じ条件でなければ意味がありませんので、広告の設定を揃えた上でテストを実施する必要があります。
広告・その他
⑩ Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)は、Google検索結果やGoogleマップ上に店舗・企業情報を掲載・管理できるサービスです。
店舗の基本情報をはじめ外観写真、メニュー、イベント情報など様々な情報を登録でき、もちろん店舗サイトや予約サイトに誘導するためのURLも登録可能です。
なお2022年に「Googleマイビジネス」から「Googleビジネスプロフィール」へ名称が変更されたのに伴い、登録情報をGoogle検索・Googleマップから直接編集できるようになりました。
ビジネスプロフィールに登録した情報は、店舗名や「地域名+ジャンル名」でWeb検索された時に表示されます。いずれもユーザーが飲食店などを探す時、直感的に行う検索行動であり、多くのユーザーからの閲覧を期待できます。しかも検索結果のファーストビューや右上部に表示されるためユーザーへの訴求効果も高く、特に店舗型ビジネスや地域ビジネスのマーケティングにおいては必須のサービスといって過言ではありません。
GoogleビジネスプロフィールGoogle広告を連携させると、ローカル検索広告を表示できる、リスティング広告に住所情報や地図を表示できる、来店コンバージョンを計測できるといったメリットがあります。店舗ビジネスも展開されているクライアントとWeb広告運用を行う場合は、この連携設定はぜひ行ってください。
⑪ Googleタグマネージャー
Googleタグマネージャー(GTM)は、Webサイトに設置する多種多様なタグを一元管理できるシステムです。
一口にタグといってもその種類や機能は様々で、htmlタグやコンバージョン計測タグ、各種外部ツール(アナリティクスやヒートマップなど)を制御するタグなどがあります。
通常こうしたタグを設置・更新するためにはWebサイトのHTMLを編集しなければなりませんが、GTMを一度設定しておけば、以降のタグ編集はGTMの管理画面から行えます。タグの設置数をいくら増やしても、ページ上のソースはGTMのタグのみとなり非常にシンプルです。
また、タグマネージャーにはプレビューモードが搭載されており、タブが正しく稼働するかをテスト確認できるため設定ミスを未然に防げます。さらにタグ編集の更新履歴が自動的に作成されるので、万一のトラブルの際は設置前の状態にロールバックが可能です。
サイト運営を行う上でタグ設置を行うシーンは意外と多いため、ぜひ導入しておきたいツールです。こちらも無料で利用できます。
Web広告運用はそもそも、サイトにタグを設置しないことには始まりません。Web広告経由のサイトアクセスやコンバージョンを計測できないからです。タグマネージャーを利用して必ず広告タグやアナリティクスタグを設置しておきましょう。
またGTMでは「ページの滞在時間」「スクロール量」といったトリガー(タグを発動させる条件)も設定できるため、例えば「○○秒以上LPを閲覧した」「ページの75%以上を閲覧した」といった条件を、マイクロコンバージョン(最終的なCVに至る前段階のコンバージョンポイント)とすることも可能です。不動産販売のように1件のCV獲得までのハードルが高い商材で広告展開する際は、こうしたマイクロコンバージョンを指標としてGoogle広告の自動入札を最適化する方法もあります。
⑫ Googleモバイル広告アプリ
Googleモバイル広告アプリは、Google広告の掲載結果などをモバイル端末で確認できるアプリです。
アカウント・キャンペーン・広告グループ・広告・キーワードそれぞれの単位で、クリック数やCV数などの主要な指標をリアルタイムで確認できるため、外出先などパソコンを使えない環境でも運用状況の変化に迅速に対応できます。予算やスケジュール、広告やキーダードの変更も可能。また重要度の高い最適化案を1アクションで確認できるのも便利です。
アプリはGoogle Play/App Storeのいずれからも入手できます。
多くの広告アカウントを担当しながらも外出や出張が多く、パソコンの前でじっくり作業をする時間がなかなか取れない、という方もあるかと思います。Googleモバイル広告アプリを使えば場所を問わず、運用管理に最低限必要な情報の確認や変更作業が可能です。インターフェースもシンプルながら使いやすく、大きな業務効率化につながるでしょう。
まとめ
数あるGoogle提供のツールの中から、特にWeb広告運用に携わる方に役立つものを厳選してご紹介しました。
近年、デジタルマーケティング市場は拡大の一途にありますが、一方でマーケティングやITの知識・スキルに長けた人材は不足しており、この傾向は今後ますます続くと思われます。いかに限られた人材を有効活用して生産性を高めるかは、すべての広告代理店が取り組まねばならない問題といえるでしょう。
今回ご紹介した各種Googleツールをはじめ、BIツールやRPAなど、広告運用の業務効率化に貢献する便利なツールはたくさんあります。もちろん弊社がご提供しているレポート自動化ツール「アドレポ」もその一つです。Googleツールとアドレポの併用による業務改善も可能ですので、ご関心のある方はぜひご検討ください。
この記事をシェアする